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【米GIベルモントS】日本馬エピカリス騎乗ルメールも自信「能力が高くて強い馬! チャンスはあります」

6/7(水) 22:10配信

東スポWeb

【米GIベルモントS(日本時間11日7時37分発走予定=ベルモントパーク競馬場・ダート2400メートル)】歴史的快挙なるか――。昨年、ラニがオール参戦したことで話題を集めた米3冠競走に、今年も日本馬エピカリス(牡3・萩原)が最終戦のGIベルモントSにチャレンジする。佐藤琢磨が日本人初のインディ500優勝を決めたのに続き、“侍”が全米を揺るがす――。

 エピカリスの周囲に“遠征”の2文字がはっきり浮かび上がったのは、2月の東京オープン・ヒヤシンスSでデビュー4連勝を飾った時。逃げ切り態勢を固めたアディラートを差し切り、国内同世代で敵なしを決定付けた一戦だ。

 海外遠征初戦となったのは3月のGII・UAEダービー(メイダン競馬場・ダート1900メートル)。ここでは一転、逃げて押し切る寸前までいったが、前年にフランスで芝GI勝ちもあったサンダースノーに差されて2着。しかし、相手はモハメド殿下率いるゴドルフィンの所有馬で、前哨戦に地元のレースを経験していたアドバンテージがあったことを踏まえれば価値の高い一戦だった。挑戦機運は一層、高まり、一気に米3冠初戦のケンタッキーダービーへと思われたが、発表されたのは、最終戦のベルモントS挑戦だった。

 当時のいきさつを萩原調教師はこう語る。「ケンタッキーダービー(5月6日=ダート2000メートル)だとローテーションを含めタフな競馬が予想されたし、距離適性も考慮したうえでベルモントS(ダート2400メートル)に決めた」

 国内にとどまるのではなく再度の遠征を決めたのはもちろん、「絶対能力が高いから。UAEとアメリカでは環境や検疫、ダートの質の違いもあるけどね。エピカリス自身がレース当日いいパフォーマンスを発揮できるようにやるだけ。まだ日本馬がアメリカのクラシックを勝ったことはないし、いい結果を出せるように頑張りたいですね」。馬の能力を信じ、前だけを向いて進む。挑戦者としての強い意志をにじませた。

 その思いはデビューからの5戦全てで手綱を握ってきたルメールも同じだ。

「UAEダービーはいい競馬をしただけに残念だったけど、勝ったのは地元の馬。エピカリスにとっては外国はもちろん、ドバイのダートも初めて。いい経験になったと思う。ベルモントSはさらに難しいレースになるけど、能力が高くて強い馬。チャンスはあります。一番の長所は速いペースを長く維持できること。スタートからゴールまでが速い。アメリカの競馬でもここがポイントであり、かつメリットになる。地元馬は3冠3戦目で疲れている馬が多い。それに、アメリカはスピード競馬なので、向こうの馬には2400メートルは少し長い。その辺にも付け入る隙はあるんじゃないかな。エピカリスは2400メートルも絶対に大丈夫だから」

 3冠競走の中でもこのベルモントSは1867年創設と最古の歴史を誇る米国競馬の原点。昨年から国内で海外競馬の馬券発売が始まり、新たな時代が切り開かれた今、日本馬が歴史を切り開く走りを見せるのか? 夢への挑戦はもう間近に迫っている。

最終更新:6/7(水) 22:17
東スポWeb

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