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「糸井家の最終兵器」の成長に目を細める“嘉男おじさん”

6/8(木) 11:03配信

スポーツ報知

 前回のネットコラムでは記者の母校・報徳学園の永田監督の勇退を書きつづったが、「阪神担当なら阪神のことを書け」と指摘を受けたので今回は阪神のネタを。虎党の期待を一身に背負い阪神にFA移籍した糸井嘉男。右膝関節炎の影響で春季キャンプは別メニューだったが広島との開幕戦(マツダ)では3安打3打点と猛打賞でデビューを飾るなど活躍を続けている。

 少しばかり阪神に触れたので、再び母校の話題に戻る。今春のセンバツで4強入りを果たした報徳学園にも期待を一身に背負う“糸井”がいるのはご存じでしょうか。その名は糸井辰徳外野手(2年生)。糸井嘉男の父同士がいとこで、はとこにあたる。センバツ直前には仮登録で背番号をもらい超人・糸井よりも先に甲子園デビューを果たす可能性もあった。だが、直前の練習試合で3三振を喫し、惜しくもメンバーから漏れ、本番はアルプススタンドで4強入りを見届けた。

 甲子園での勇姿を楽しみにしていた超人は「落ちたんや…。まだ1年生やから次に期待や。頑張ってほしいな」と、どこか寂しそうな表情だった。それもそのはず。辰徳外野手は小学、中学では日本代表に選出され「糸井家の最終兵器」として報徳に“ドラフト1位”の評価を受け入学している。ちなみに辰徳の兄・慎太郎さん(27)は近田怜王(元ソフトバンク)の女房役として2008年夏の甲子園でベスト8の成績を残している。

 オリックス時代の2013年。京都丹後リトルシニアに所属する中学生だった辰徳少年をほっともっと神戸に連れてきたことがあった。遊びがてらにティー打撃を行ったが、その打球音は中学生とは思えないものだった。その日は練習日で森脇監督(現中日コーチ)、福良ヘッドコーチ(現監督)らがグランドのそばにいたが、全員がそのスイングに目を奪われていた。

 背番号をもらえず悔しい思いをしたが、その悔しさを糧に春の兵庫県大会、近畿大会ではベンチ入り。公式戦初スタメン出場、初安打、初打点も記録した。記者は毎試合ごとに「今日は先発で1安打」、「初めてタイムリー打ちましたよ」と伝えると“嘉男おじさん”は「ええやんか。夏は甲子園に出て欲しいなぁ」と、はとこの活躍を心から喜んでいた。プロ野球、高校野球と世界は違うが今後も2人の糸井に注目していきたいと思う。(記者コラム・橋本 健吾)

最終更新:6/8(木) 11:03
スポーツ報知

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