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14歳・藤井聡太四段、ついに羽生3冠超え!歴代3位の23連勝

6/8(木) 7:08配信

スポーツ報知

 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太四段(14)が7日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた「第2回上州YAMADAチャレンジ杯」のトーナメントで一日に3勝し、昨年12月のデビュー以来無敗の連勝記録を一気に「23」に更新した。これで羽生善治3冠(46)ら3人の記録を抜いて、歴代単独3位に浮上。この日は初の公式グッズの扇子が発売され、東京・大阪とも約40分で予定分を完売。実力に加え、人気ぶりも証明した。

 “スーパー中学3年生”が、憧れの天才・羽生超えを実現した。持ち時間20分で、それが切れると一手30秒となる早指し将棋で午前に1勝、午後に2勝と勝ち進み、自身の持つデビュー連勝記録を20から23にまで伸ばした。藤井四段は「早指しということもあって、内容は悪いところも反省点もあったんですが、最終的に3連勝できてうれしい」と、はにかんだ。

 これで羽生3冠が1992年度にマークし、塚田泰明九段(58)、山崎隆之八段(36)も達成した22連勝を一気に抜き去り、歴代単独3位に躍り出た。「一局一局という気持ちで指してきたので、ここまで来られたのは自分でも驚きです」と藤井四段。神谷広志八段(56)が1986~87年度に記録した最多の28連勝まで「あと5」のカウントダウンに突入した。

 「この3局が鬼門では」と予想していた羽生3冠は、日本将棋連盟を通じて「ここまで来たら神谷八段の28連勝に挑戦してほしいと思います」と、“新・天才”にエールを送った。

 「―チャレンジ杯」は五段以下でプロ入り15年以下の棋士にアマ選抜1人を加えた39人で争う若手の登竜門。藤井四段はこの日午前、1回戦で都成竜馬四段(27)に93手で完勝した。都成四段は「同じ四段ながら格上でした。隙らしい隙がない」と、うなった。

 午後1時からの阪口悟五段(38)との2回戦では、阪口五段の堅い穴熊を突破して持ち前の終盤力で139手で下した。さらに午後3時半からの宮本広志五段(31)の対局は相穴熊戦を141手で制し、三種三様の多彩な対応力を発揮。1回戦終局後の昼食に食べた「豚ロース肉しょうが焼き定食」を糧に“トントン拍子”でベスト8へ進出した。藤井四段は「昼食で何を食べても勝負に影響はありませんが…」と苦笑いした。

 さらに勢いを加速して臨む次回の公式戦は、10日、将棋8大タイトルに昇格した叡王戦予選(東京・将棋会館)。「叡王戦は比較的持ち時間が短い(1時間)ので、気を引き締めて臨みたい」。最大2局あり、2連勝すれば25連勝となり、丸山忠久九段(46)が94年度に記録した24連勝を超えて歴代単独2位になる。「もっともっと強くなれると思うので」とさらりと言った“最強の14歳”は、さらに高みを目指す。

最終更新:6/8(木) 7:08
スポーツ報知