ここから本文です

県内高卒採用の競争激化 懇談会に多数の企業

6/7(水) 8:33配信

岐阜新聞Web

 人手不足を背景に採用意欲が高まる中、岐阜県内企業では高校生の採用にも熱が入っている。2018年春卒業の高校生の選考が9月に始まるのを前に、5日には企業の採用担当者と高校の進路指導担当者の懇談会が、岐阜市内のホテルで開かれ、昨年より多い企業が参加。採用担当者から競争が激化していると懸念の声が相次ぎ、働きやすさをアピールして人材獲得を狙う企業もある。
 高校生の就職活動のスケジュールは、国、高校、主要経済団体の申し合わせによるルールで定められ、今月1日から職業安定所で求人が受理される。7月1日から学校に求人票を提出し、9月16日から選考が始まり内定を出す。
 岐阜労働局によると、今年3月に卒業した高校生の就職内定率は99・9%(3月末時点)と前年同期比0・1ポイント上昇し、統計を取り始めた1992年度以降で最高となった。求人倍率も求人数が増加し、0・23ポイント上昇の2・11倍となり、5年連続で上昇。9年ぶりに2倍を超え、売り手市場が継続している。
 懇談会は県経営者協会が開き、今年は企業が昨年より12社多い96社が参加した。同協会の担当者は、大卒者の採用で苦戦し、高卒者の採用に力を入れる企業が増えているといい、「今年は昨年以上に採用が難しい状況」と話す。
 会場に設けられた高校のブースには、企業担当者が列をつくり、会社の魅力などを伝えた。トーカイの人事担当者は「求人数が増加しており、競争が激しい」と漏らす。KVKの担当者も「各企業が高卒者の採用を活発化しており、採用環境が非常に厳しくなっている」と、焦りを見せる。コンクリート二次製品製造・販売の丸栄コンクリート工業(羽島市)の担当者は「年間休日数の充実や残業を削減している取り組みといった働きやすさをアピールしたい」と採用難への対応を話す。

岐阜新聞社

最終更新:6/7(水) 10:11
岐阜新聞Web