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乾燥おから増産へ 健康志向反映 人気高まる 豆腐メーカー

6/7(水) 7:02配信

日本農業新聞

 豆腐メーカー各社が乾燥おからの増産に乗り出した。食物繊維が豊富で健康食品として需要が伸びているためだ。専用の乾燥機の導入などで体制を整備。商品の包装に料理レシピを載せるなどして、販促を強めている。

 さとの雪食品(徳島県鳴門市)は乾燥おからの製造能力を7月から2倍に高める計画だ。2016年度は前年度より22%多い562トンに増えたが、「需要の裾野が広がり、何度も購入する消費者が増えている」と対応を急いだ。商品のパッケージには「みそ汁やポテトサラダなどいつもの料理に混ぜるだけで手軽に楽しめる」と明記し、売り込みに力を入れる。

 16年度の製造量が460トンと前年度より3割伸びた、みすずコーポレーション(長野市)も「増産しても完売が続いている」と指摘する。おとうふ工房いしかわ(愛知県高浜市)も16年度は3割増の117トンに拡大した。現在、乾燥設備などを増強して、増産体制を整える。

 豆腐を作る過程でできるおからは、乾燥させることで大量流通が可能になる。業界団体の日本乾燥おから協会は昨年6月に、「pH(水素イオン濃度)は6.5以上」、「水分量が9%以下」といった品質基準を策定。傷みがなく、流通に向く指標として、消費拡大を後押しする。

日本農業新聞

最終更新:6/7(水) 7:02
日本農業新聞