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元郵便局員1300万円横領 被告、起訴内容認める 千葉地裁で初公判

6/7(水) 10:32配信

千葉日報オンライン

 本納郵便局(千葉県茂原市本納)の局員が顧客から預かった口座から現金を横領した事件で、約1300万円を着服したとして業務上横領の罪に問われた同郵便局の元渉外営業主任で派遣社員、鈴木昭彦被告(39)=千葉市中央区弁天2=の初公判が6日、千葉地裁(前沢利明裁判官)で開かれ、鈴木被告は「ありません」と、起訴内容を認めた。鈴木被告は2014年11月以降、顧客約20人から同様の手口で約8千万円を着服していたとみられており、検察側は今後も追起訴を予定している。

 起訴状などによると、同年11月13日~15年1月8日、3回にわたり、同郵便局で、顧客の依頼を受け、口座から現金約1305万円の払い戻しを受けて預かり保管中、自己の用途に使う目的で約1304万円を着服し横領したなどとしている。

 検察側の冒頭陳述によると、鈴木被告は、将来への不安から貯蓄を増やそうと、11年ごろからFX(外国為替証拠金取引)への投資を始めたが失敗し、その損失の穴埋めのため、14年11月ごろから顧客の口座からの着服を始めた。鈴木被告は、郵便局で現金を引き出し、1万円未満の端数を顧客に利息分として渡したり、自分の定額貯金証書に、自宅パソコンで偽造したシールを貼るなどして顧客の定額貯金証書を偽造するなどしていた。15年10月に被害女性が犯行に気付き発覚するまで、同様の横領を繰り返したという。

 鈴木被告は、別の顧客から現金約1300万円を着服した業務上横領の罪で追起訴されており、次回公判で追起訴分が審理される予定。

 本納郵便局は昨年9月、茂原署に告訴状を提出し、鈴木被告は同年2月3日に懲戒解雇されている。