ここから本文です

母親手製バッジ「障害に理解を」 言葉代わり、周囲に知らせる 桐生・みどり

6/7(水) 6:01配信

上毛新聞

 障害のある子を持つ群馬県桐生、みどり両市の母親でつくる「ハートバッチの会」は、自閉症など見た目で分かりづらい障害があることを周囲に知らせるバッジの普及活動に取り組んでいる。代表の有家久美さん(38)=桐生市=は「障害と分からず誤解されることがあった。同じ悩みを抱える人は多いと思う。バッジを着けて出掛けてほしい」と呼び掛けている。

「思いやりに感謝します」

 昨年3月に結成された同会のメンバーは、有家さんと桑原由夏さん(37)=同市、黒田由美さん(39)=みどり市=の3人。家事や子育ての合間を縫って、バッジ作りに励んでいる。イラストが描かれた紙を缶バッジの表面にフィルムで張り、クリップピンを付けて袋に詰める地道な作業だ。

 障害のある子どもとその家族用のバッジ(販売価格300円)は、有家さんの長男(11)が描いたハートの輪郭に「その思いやりに感謝します」とメッセージを添えている。活動に賛同する応援バッジ(同200円)もある。

 3人とも、子どもが周囲に迷惑を掛けると懸念して外出しづらくなった経験がある。店舗や公園で子どもが寝ころんだり、遊具の順番を守れないため、周囲から「しつけがなっていない」と言われ悩んだ。障害があると伝えられれば周囲の理解を得やすいと考え、「障害」の言葉を使わずに表現するバッジを考案した。

 黒田さんは「障害があると言い出しづらかったが、バッジのおかげで言いやすくなった」と効果を語る。

 これまでに同会のフェイスブックなどを通じて約1000個を販売した。県外でも同様の趣旨のバッジ作りを始めた人がいるという。

上毛新聞社

最終更新:6/7(水) 9:29
上毛新聞