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【介護保険3割負担】まずは「医療費や介護サービス費の支払いは上限ある、超えた部分は2年以内に請求すると払い戻しされる」を覚えておく。

6/7(水) 6:02配信

マネーの達人

自己負担の引き上げを盛り込んだ介護保険法の改正案が、2017年5月26日の参院本会議において、自民党、公明党、日本維新の会などの賛成多数で可決され、成立しました。

これにより2018年8月から、介護保険の自己負担は3割に引き上げされます。

ただ3割に引き上げされるのは、

・ 単身者では年収が340万円(年金収入のみでは344万円)以上
・ 夫婦世帯では年収が463万円以上

ある、「現役世代並み所得者」に限定される予定です。

介護保険の自己負担は、2段階を経て3段階へ

介護保険の自己負担はもともと、収入にかかわらず1割だったのですが、2015年8月から年金収入が280万円以上ある方は、2割に引き上げされました。

つまり2015年8月から2段階になり、また2018年8月からは3段階になる予定で、これを整理すると次の表のようになります。

3割負担の対象になる方は、今後は政令で決められる

自己負担の引き上げに不安を感じる方は、ねんきん定期便などを見て、自分の年金額を調べてみるのが良いのですが、年金収入が280万円以上ある方は、少数派ではないかと思うのです。

ただ法改正が実施されたため、今後は3割負担の対象になる方を、政令(内閣が制定する命令)で決められるようになりました。

つまり国会での審議が必要ないので、3割負担の対象者を拡大するための手続きは、簡素化されたのです。

また介護保険の自己負担は、わずか3年で2段階から3段階に変わるという、かなりのハイペースだったので、3割負担の対象になる方は、意外と早く拡大されそうな気がします。

自己負担限度額を超えた部分は、高額療養費として払い戻しされる

健康保険や国民健康保険などの医療保険の加入者が、病院や診療所の窓口で支払う医療費の自己負担は、現在は2~3割になっておりますが、特に入院の場合には、そんなに負担をする必要はありません。

■その理由

1か月(1日から月末まで)に支払った自己負担が、一定額(自己負担限度額)を超えた場合には、その超えた部分が「高額療養費」として払い戻しされるからです。

例えば70歳未満で、年収が約370~770万円に該当する方の、1か月あたりの自己負担限度額は、

「8万100円+(医療費- 26万7000円)× 1%」

になります。

□■例えば医療費に100万円がかかった場合■□

「8万100円+(100万円- 26万7000円)× 1%=8万7430円」

が、1か月あたりの自己負担限度額となり、病院や診療所の窓口での支払額が、これを超えている時は、超えた部分が高額療養費として払い戻しされます。

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最終更新:6/7(水) 6:02
マネーの達人