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福島大、情報発信で「最高評価」 東北復幸祭が風評被害軽減

6/7(水) 8:12配信

福島民友新聞

 文部科学省の国立大学法人評価委員会は6日、国立大など90法人が立てた運営や研究に関する中期目標・計画に対し、第2期目標期間である2010(平成22)~15年度の達成状況を公表した。福島大は14年に東北の復興と魅力を伝えるイベント「東北復幸祭」をフランス・パリで成功させたことが評価され、情報発信に関係する分野で最高評価を得た。教育面でも「ふくしま未来学」など復興に寄与できる人材育成を目指した教育が全国上位の評価を得た。
 震災、原発事故後の福島大の復興支援、人材育成の取り組みが評価された形だ。文科省は評価結果を来年度の国立大学法人運営費交付金の配分に反映させる。福島大の中井勝己学長は評価結果を受けた談話を7日に発表する。
 評価項目は教育や研究、業務運営など八つで、それぞれ5段階。情報発信に関する分野では、福島大など7法人が最高評価の「非常に優れている」だった。教育分野では最高評価は該当する大学がなく、次に評価が高い「良好」(11法人)にも福島大が入った。福島大は研究や社会貢献などその他の項目でも5段階の2、3番目に当たる「良好」「おおむね良好」の評価を得た。
 福島大が経済協力開発機構(OECD)との教育プログラムの一環として14年8月に実施した東北復幸祭では、本県などの高校生が被災体験を語ったり、県産農産物の魅力をアピール。会場となったパリの公園には約15万人が訪れ、日仏両国で報道された。評価委は「原発事故による風評被害の軽減につながっている」と高く評価した。

福島民友新聞

最終更新:6/7(水) 8:12
福島民友新聞