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『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE』は戦いを迫力の映像と音で再現・2

6/7(水) 12:30配信

Stereo Sound ONLINE

オーディオビジュアル方面で活躍中の、アニメが大好きなライター鳥居一豊さんによる、Stereo Sound ONLINEの連載「アニメノヲト」。ここでは『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE』のその2をお届けする。(Stereo Sound ONLINE編集部)



【今回のヲトアニメ】
『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE Vol.1 Blu-ray』
BD-ROM(東宝 TBR27136D)
・2016年日本・2017年発売・本編100分
・カラー(16:9)
・リニアPCM2.0ch
(C)2016「CYBORG009」製作委員会



■異能の視覚化&サウンド再現、そしてパワードスーツの駆動音も秀逸!

 前回に続いて、第2の刺客との対決(CH.19:1時間05秒)。今度は重力を操る敵だ。銃弾もはじくし、光線銃も曲げてしまう。重力という目に見えないものを視覚化するアイデアも秀逸だが、音もなかなか工夫されていて、頭が揺さぶられるような低周波の効いた音をうまく使い、見えない手に押しつぶされるような感覚が伝わるようにしている。

 今回の敵はずばり言うと超能力者なので、その演出が実に巧み。映像と音で超能力を駆使した戦いが展開する様子は今までにない新たな試みがいっぱいで、今後の展開も実に楽しみだ。

 また、サイボーグ戦士に換わる存在である国連のガーディアンと呼ばれる部隊との対決(CH.20:1時間31分13秒)では、ガーディアンが運用するパワードスーツが見物。斎藤将嗣のデザインは、009たちのコスチュームもプロテクター風となった今までにないものだが、パワードスーツのメカのデザインも独特なカッコ良さがある。激しい銃撃やミサイルの発射はもちろん、ガシャガシャとした駆動音もなかなか本格的になっていて、マンガ的でありながら本物っぽい絶妙なバランスになっている。

 そして、オープニングとエンディングのカッコ良さも聴き逃しは厳禁。MONKEY MAJIKによるもので、サイボーグ戦士たちの気持ちを歌っている。ただのヒーローではなく、悲しみや迷いまで織り込んだ気持ちがよく伝わってきて、胸が熱くなる。

 そして、キャスト陣の熱演も素晴らしい。キャストも一新されていて新鮮な演技を楽しめるのだが、それでいて今までのイメージ通りでもある。特に009こと島村ジョーの強さを内に秘めたナイーブな演技は、歴代のジョーと比べても見事なもの。きっと新たなファンを獲得するに違いない。

 ついでに言うと、かつてジョーを演じた井上和彦(1979年作)も敵の一人として出演しているので、新旧対決も楽しみ。

 BD版は6月、7月と連続して発売されるので、サイボーグ戦士たちの新たな戦いを迫力ある音で楽しんでほしい。オールドファンも、今のアニメ好きな人も楽しめること間違いなしだ。

(つづく)

【鳥居一豊(Kazutoyo Torii)】
雑誌の編集を経てフリーランスとなる。AVはもとより、PCオーディオやヘッドホン、また各種ガジェットの造詣も深く、さまざまな分野で執筆している。自らが設計から携わった自慢のシアター空間「架空劇場」は、ドルビーアトモスやDTS:X再生にも対応する「6.2.4」構成。最高の映像と音を求め、日々進化し続けている。大のアニメ好きでもあり、深夜アニメのエアチェックは怠らない。

Stereo Sound ONLINE / 鳥居一豊

最終更新:6/7(水) 12:30
Stereo Sound ONLINE

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