ここから本文です

格安航空チケット予約サイト「サンクスツアー」「シナジーチケット」を運営、シナジーコーポレーションなど3社が事業を停止し弁護士に一任

6/7(水) 9:47配信

帝国データバンク

 (株)シナジーコーポレーション(TDB企業コード:988885905、資本金3000万円、東京都港区西新橋3-5-9、代表末本和哉氏)と、関係会社の(株)ケイズプロダクシヨン(TDB企業コード:989493937、資本金10万円、同所、同代表)は、5月15日に事業を停止し、事後処理を南部恵一弁護士(東京都千代田区丸の内2-1-1、あさひ法律事務所、電話03-5219-2011)ほか3名に一任していたことが判明した。

 当社は、2004年(平成16年)3月に創業、2005年(平成17年)8月に法人改組した格安航空券の販売業者。主に同業者から国内格安航空券を仕入れ、中小旅行代理店50社ほどに卸売していたほか、国内格安航空券予約サイト「サンクスツアー」の名称で、インターネット経由で個人向けに販売を手がけていた。また、大手航空会社の株主優待券の買い取り販売やJRチケットの販売、レンタカー業なども行い業績は急拡大、2015年3月期には年売上高約71億9600万円を計上していた。

 しかし、近年は急速な業容拡大によって、航空券調達に伴う保証金や前払い金などの増加の影響から、タイトな資金繰りを余儀なくされていた。こうしたなか、収益性の悪化などから一般個人向けの国内航空券販売事業を縮小し、2016年3月期の年売上高は約41億2400万円に減少。販管費などの経費は圧縮されたものの、減収による影響が大きく同期は赤字決算に転落していた。先行きが不透明な状況下、近時は取引先への支払いにも支障を来す事態に陥り、支え切れず今回の事態となった。

 負債は2016年3月期末時点で約4億2900万円だが、その後に変動している可能性がある。

 なお、同じく関係会社の(株)エスワンフードサービス(TDB企業コード:765012300、資本金500万円、同所、同代表)も、5月31日に事業を停止し、同様の事態となっている。