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ランサムウェア作成の中3男子 天才の卵?悪魔の才能?

6/7(水) 7:01配信

AbemaTIMES

 「自分の認知度を上げたかった」

 「ランサムウェア」を作ったとして逮捕されたのは中学3年生・14歳の男子生徒だった。ランサムウェア作成容疑での摘発は日本で初めてとなる。2017年1月、大阪府高槻市にある自宅のパソコンでランサムウェアを作成し保存していた疑いで、男子生徒は容疑を認めている。

 ランサムウェアは“身代金要求型ウイルス”とも呼ばれ、感染するとパソコンのファイルが開けなくなり、その解除のためにビットコインなどの金銭を要求されてしまう。世界各地でサイバー攻撃などに利用され、日本でも5月、日立製作所の電子メールに障害が出るなど被害が数百件確認されている。

 警察によると、逮捕された男子中学生は自作したウイルスを海外のアップロードサイトに公開していた。警察がサイバーパトロールの一環で、SNS上の男子中学生による「ランサム作った 配布します」などの書き込みを発見し、足がついたとのことだ。

 「独学でウイルスを作った。これまで100件以上はダウンロードがあった」と供述する男子中学生。小学5年生のときに「自作PC組み立て教室」に参加し、パソコンに興味を持ったという。警察はこのランサムウェアによる被害は確認しておらず、男子中学生がウイルスをアップロードしただけとみている。

エンジニアはプログラムが履歴書代わりに

 ソフトバンク・テクノロジーの辻伸弘氏は、「書くコード、プログラムによっては賞賛されるようなこともあるという中で、こういう人を傷つける可能性のあるものを作った人が出てしまった。それが少年だったというのは、ただただ悲しいなと思う」と率直な思いを語る。一方で、「ウイルスを作成しただけで今は犯罪になってしまうので、それを配布したという罪を受ける可能性はある」との見解を示した。

 また、辻氏は「小学5年生から興味を持ってやっているということ自体は才能だと思う。そういったものを正しい方に向けてあげるということが大切だと思う。作るモチベーションを持っていることは良いが、その向きが良くなかった」と語る。さらに、男子中学生の発言について触れ、「人に認められたいというのは誰しもあると思うが、『ありがとう』って言って認めてもらいたいなと思う」と述べた。

 自身もエンジニアで“プログラムが書ける女優”の池澤あやかは、「ランサムウェアなどのすごいプログラムが作れる、とアピールしたくなる気持ちはわかる。エンジニアとして注目されればファンもできるしフォロワーもつく。それが履歴書の代わりになることもある」とエンジニア業界の実情を明かした。

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最終更新:6/7(水) 7:01
AbemaTIMES