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【映像】比反政府グループ作戦会議 AP通信が映像を入手

6/7(水) 12:48配信

AP通信

(マラウィ フィリピン 6月5日 AP)― AP通信は6月5日、フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市を占拠したイスラム教過激派が撮影したビデオ映像をフィリピン国軍から入手した。映像は国軍将校所有のノートパソコンの画面を撮影したもの。映像によって、現地のイスラム教反政府勢力が過激派組織「イスラム国」(IS)グループと同盟関係にあっただけでなく、協同して武力攻撃を実施していたことが確認された。

作戦会議にはアブサヤフ・グループの幹部で、500万ドルの懸賞金付きで国際指名手配中のイスニロン・ハビロン容疑者とみられる人物も出席している。ハビロン容疑者とグループ幹部が一緒にいるところを撮影した映像は、同グループが2014年にISと同盟関係を結んで以降これが初めてとみられる。

フィリピン軍は、同容疑者は今年1月の空爆で負傷したと発表したが、負傷した様子は映像では見られない。テーブルの中央で、黄色地に黒の模様が入ったスカーフを頭に巻いた人物がハビロン容疑者。映像に映っているハビロン容疑者らアブサヤフ・グループ幹部は、米連邦捜査局(FBI)の指名手配写真などから、エデュアルド・アニョ陸軍参謀総長も確認している。

マニラでは国会議員6人が5日、ロドリゴ。ドゥテルテ大統領がミンダナオ島に対して発令した戒厳令の無効化を最高裁に要請し、フィリピン南部危機の重大性に疑問を投げかけている。これに対してアニョ参謀総長は、「本格的な反乱」が進行中であるという現実が、「小さな問題だ」とする懐疑派を説得するだろうと指摘した。

軍は5月23日、マラウィ市内のハビロン容疑者らアブサヤフ・グループ幹部のアジトを急襲。その際に、携帯電話に保存されたビデオ映像を発見した。軍当局は、ビデオ撮影が行われたのは1日か2日前ではないかとみている。アニョ参謀総長は、グループは断食月ラマダンが始まる5月26日に襲撃を計画していたが、アジトが急襲されたことで、計画は実行されなかったと主張。

(日本語翻訳 アフロ)

最終更新:6/7(水) 12:48
AP通信