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松戸市、新たな見守り隊発足へ 日常の”目”活用 女児殺害受け

6/7(水) 10:42配信

千葉日報オンライン

 千葉県我孫子市の排水路でベトナム国籍の松戸市立六実第二小3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が遺体で見つかった殺人・死体遺棄事件を受け、松戸市はリンさんが暮らしていた地区を含む六実・六高台地区で新たな「見守り隊」を発足させる。自治会や保護者会などから横断的に登録制の隊員を募集。日常の通勤や買い物の際も「見守り」を意識してもらうことで見る目を増やし、子どもにとって安全な地域を目指す。

 同事件では殺人と死体遺棄容疑などで逮捕・起訴された渋谷恭正被告(46)が保護者会長として地元の見守り活動にも参加していたことから、見守りの在り方が問われ、活動が萎縮するという問題に直面。市では見守り活動の新たな形を模索していた。

 新しい「見守り隊」は、支所ごとにある防犯対策連絡協議会が、防犯協会や保護者会、自治会、スクールガードなど従来から見守り活動や地域パトロールを行ってきた団体を取りまとめ、各団体の見守り活動参加人員を支所に登録。首掛け型の隊員証の交付を受ける。登録制にすることで、悪意を持つ者の関与に一定の歯止めをかける狙い。

 隊員証を通勤や買い物などの外出時にも首から下げてもらうことで、隊員に日常の中でも見守りを意識してもらい、地域を見守る目を増やす。

 同市の菊地治秀市民安全課長は「見守りは大事な活動。行政も後押しするので、これからも地域の皆で地域を守る活動を続けてほしい」と呼び掛けている。

 市は11日午前10時から、六実市民センターホールで地域の諸団体や住民代表に説明会を開いて理解を求め、12日から登録を始める。六実・六高台地区で先行導入した成果によって、他地区へも広げていきたい考えだ。