ここから本文です

預金6600万円管理、会計担当が失踪 通帳も不明 福岡県川崎町の行政区

6/7(水) 9:53配信

西日本新聞

 福岡県川崎町の3行政区でつくる地縁団体「田原三区会」の資産を管理する会計担当の60代男性が、4月中旬から行方不明になり、男性が管理していた同会の預金通帳も複数なくなっていることが6日、関係者への取材で分かった。預金総額は2015年度の会計監査で6600万円超と報告されていた。親族からの捜索願を受けた田川署は行方を捜す一方、男性が通帳に関する事情を知っているとみて、横領や窃盗の容疑も視野に捜査している。

 田原三区会の小手石康行会長が4月13日、男性に対し、5月初旬に開く祭りの経費100万円と預金通帳を翌14日に持参するよう伝えて以降、男性は約束した場所に姿を見せず、行方が分からなくなったという。

 川崎町によると、町内には42の行政区があり、町は住民への文書配布など行政事務の一部を区長に委嘱している。このうち、土地などの資産を持つ行政区が、地方自治法に基づく法人格を持つ地縁団体(14団体)に認可され、それぞれ所有する資産を管理。預金には住民からの賃借料や土地の売却益などが含まれる。

 小手石会長の説明では、男性は十数年前から、東、中、西田原の3行政区でつくる地縁団体の会計担当として、三つの金融機関で普通と定期計9口座を開き、預金を管理していた。通帳は全て男性名義で、男性が出入金をしていた。監査は毎年6月、会長と副会長、監査委員、会計の計6人で行ってきた。小手石会長は「(男性を)疑うことはしなかった。会としても過去の預金の経過などをさかのぼって調べている」と話している。

=2017/06/07付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:6/7(水) 9:53
西日本新聞