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防げ トウモロコシ盗難!! 圃場に番号手拭い指定 農家・警察が一工夫 静岡

6/7(水) 7:02配信

日本農業新聞

 静岡県森町で毎年、収穫前のトウモロコシ盗難被害が発生していることを受け、今年からJA遠州中央、警察署、生産者の3者が連携し対策を講じる。農家共通の手拭いを身に着けることで不審者を識別。圃場(ほじょう)に番号を付け、被害農場が特定できるように工夫した。

 同町は転作田でのトウモロコシ生産が盛んで、約75ヘクタールで栽培する。日が昇る前に収穫するため、生産者が畑にいない午後から午前0時ごろに被害が発生しているとみられる。昨年は袋井警察署に報告があったのが5件、多い農家は一度に約170本が盗まれたという。

 農家が行う対策は(1)生産者ごとの番号を記した識別カードを圃場入り口に掲げる(2)収穫作業者は指定の手拭いを身に着ける(3)自動車に指定のマグネットシートを貼る――の3点。手拭いを身に着けていない不審者がいた場合、圃場番号を確認すれば現場を特定できる。

 JAは警察署に生産者の連絡先を渡し、警察官が不審者を発見した場合、速やかに連絡を取れるようにする。

 昨年、約120本の盗難に遭った遠州森鈴木農園代表の鈴木弥さん(41)は「手塩にかけて育てたものを盗まれるのはつらい」と被害防止を願う。

 袋井署の望月康生森担当次長は「圃場が広く、警察だけではパトロールが行き届かないため、3者の連携が必要。被害防止と犯人検挙に努め、他品目の対策のモデルにしたい」と意気込む。

日本農業新聞

最終更新:6/7(水) 7:02
日本農業新聞