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ホークス・ジェンセン「神ってる」昇格即145メートル弾 遅すぎデビューにも腐らず 監督も飛距離に仰天

6/7(水) 7:01配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク2×-1ヤクルト(6日・ヤフオクドーム)

 名刺代わりには十分過ぎる一発だった。0-1の5回2死、フルカウント。ジェンセンがブキャナンの甘く入った直球を捉えた。左翼席上段へ弧を描く推定145メートルの特大弾。来日初安打の初アーチを「今年一番の当たり」と振り返った新助っ人は「飛距離より勝てたことがよかった」と“10メートルサヨナラ打”の柳田とお立ち台で肩を並べた。

【写真】川崎のファンサービスに現れ、サインを求めるジェンセン

 首を痛め離脱した内川の代役として56試合目で初昇格。遅すぎるデビューにも腐らず黙々と準備した。異色の左投げ右打ち。練習では中堅から右方向に意識して打ち分け、練習後には自主的にティー打撃を繰り返した。来日直後の2月は箸に慣れようと左手中指にまめができるまで使った。

 ウエスタン・リーグでは2位の10本塁打。2打席連続代打弾の華々しいデビューを飾った広島のバティスタが残した14本に次ぐ数字だ。ジェンセンのデビュー戦は1打席目で3球三振も2打席目に1号。3打席目は変化球を見極めて四球を選んだ。キャンプ、オープン戦ではなかった粘りを身につけた証しだった。

 サインバットをもらったこともある川崎には「米国と同じように楽しもう」と送り出された。初打席での三振後、2軍で食事をともにした川島には「エンジョイ!」と声を掛けられた。「素晴らしいチーム。キャンプでは一緒にやっていたけど(1軍に)戻ってこられてよかった」。仲間の後押しに感謝しながらも、川崎のサインバットがどこにあるのか問われて「練習で使って折れちゃった。ファンの誰かが持ってるんじゃないか」とおどけた。

 米メジャーでも昨年9月のデビュー戦で放った初安打が初アーチ。日本と時差16時間、サンフランシスコでネット観戦した両親にとっても驚きの吉報だったに違いない。工藤監督も「2回に分けてほしいくらいの打球」と仰天。「2軍でもずっと真面目に試合に出て状態もいいということだった。彼のおかげでチームが盛り上がった」と感謝した。当面は8番での起用が濃厚。内川を欠く中、下位打線に頼もしい破壊力が加わった。

西日本スポーツ

最終更新:6/7(水) 17:32
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