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善意の冷蔵庫、島助かった 唐津・神集島唯一の食料店、全国から寄付

6/7(水) 10:50配信

西日本新聞

 故障続きの冷蔵庫が買い替えられず、存続も危うくなっていた佐賀県唐津市の離島、神集(かしわ)島で唯一の食料、日用雑貨店「神集島購買部」(自治会運営)に、新しい冷蔵庫が入った。島民の生活を守るためインターネットで購入資金を募ったところ、全国から寄付金が集まり、念願がかなった。

⇒【画像】佐賀県唐津市の離島、神集(かしわ)島

 島の人口は約350人。漁業の低迷で子育て世代が島を離れ、3人に1人は75歳以上。購買部は、島外へ買い物に出るのが難しい高齢者にとって欠かせない存在だが、30年以上使った商品陳列用の冷蔵庫は交換部品がなく修理できず、買い替え資金は90万円不足していた。

 そこで九州大の協力を得て活動していた「神集島まちづくり研究室」が、ネットを通じて資金を募るクラウドファンディングを活用。不足分の寄付を募ったところ全国から反響があり、72人から目標を上回る101万6500円が寄せられた。直接、購買部を訪れ、寄付金を手渡してくれた人もいたという。待望の新冷蔵庫は5月下旬に据え付けられ、商品もたくさん並ぶようになった。

 高崎正幸区長(65)は「どの島も明日の生活をどう守るかという日々。住み慣れた島を離れられないお年寄りに『頑張れ』という励ましをいただいた」と支援に感謝している。

=2017/06/07付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:6/7(水) 13:24
西日本新聞

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