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旬の味「モチガツオ」はどこに? 深刻な不漁の理由は?

6/7(水) 19:34配信

静岡放送(SBS)

静岡放送(SBS)

 こちらは4月下旬に舞阪漁港で行われたカツオの初セリです。新鮮で、もちもちとした食感が味わえることからこのカツオを地元では「モチガツオ」と呼びます。このモチガツオ、シーズンが始まって1ヶ月が経ちますが、今年は深刻な不漁に悩まされています。
 定食に添えられた静岡県の名物「カツオ」。6月7日昼頃、浜松市西区舞阪町の魚料理をふるまう店では、カツオを食べる客の姿が見られました。
 お客さんは満足そうですが、店側は本当に出したいものが出せないという悩みを抱えていました。
 店側がこの時期に提供したいのは、地元で水揚げされる名物の「モチガツオ」です。血抜きなどによって鮮度を保ちその日のうちに提供されるカツオは、もちもちとした食感が人気です。しかし、このモチガツオ2017年はほとんど出回っていないのです。
 こちらの漁港ではカツオが獲れない日が続いていたため、7日朝、出港した漁船はわずか3隻でした。
 漁が始まって1ヶ月で獲れたカツオは2.3tほど。2016年の同じ時期と比べ、1割以下と深刻です。名物のモチガツオが獲れない状況について、専門家は鮮度を重要視する漁の仕方が原因になっていると指摘します。
 モチガツオは、鮮度を保って出荷するため比較的、陸に近いところで漁をします。カツオは黒潮の淵に沿って北上していますが、2017年は、この暖流が遠いところを流れているため漁場にカツオが来ていないというのです。名物「モチガツオ」が陥った不漁。漁業関係者は、黒潮の流れが変わることに期待を寄せています。

最終更新:6/7(水) 19:34
静岡放送(SBS)