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【F1】今季のメルセデスは弱者!? フェラーリの強さを改めて認めるメルセデスのチーム代表

6/7(水) 12:54配信

motorsport.com 日本版

 ここ数年、メルセデスはF1で圧倒的な強さを誇ってきた。昨年の6戦終了時点での彼らは、5勝を挙げ、ランキング首位をひた走っていたのだ(唯一の敗戦は、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが”同士討ち”したスペインGPだった)。しかし今季は、ここまで6戦を終え、半分の3勝しか挙げることができていない。

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 ドライバーズランキングでも、今季はフェラーリのセバスチャン・ベッテルがリード。ハミルトンに対し、25ポイントの差を築いている。しかしこの状況について問われたトト・ウルフは、「悪くない」と語る。

「弱者だという意見は歓迎だね。だって多くの人が、弱い者が勝つのを見たいと考えているのだから」

「実際のところ、シーズン最初からそういう状況だったと思う。我々はタイヤの作動温度領域を外したり、掴んだりしてきた。ふたりのドライバー、そして2台のマシン共に、作動温度領域に入れられたことはない」

「ソチでのバルテリ(ボッタス)のパフォーマンスは、ルイスのマシンでは再現できなかったことが分かった。しかしバルセロナでは、ルイスの驚異的なパフォーマンスを見ることができた。シーズンを通じて、辻褄が合っていないんだ」

「一方では、フェラーリはバルセロナで最初から速かった。そういう意味では、我々は弱者である。我々は彼らに追いつく必要があるし、現時点ではそれが現実だ」

 メルセデスの最大の弱点は、タイヤをうまく働かせることができないという点にあり、特に彼らはウルトラソフトタイヤをうまく使うのに苦労している。フェラーリは安定してこれを使いこなしており、特にパワーがそれほど重要ではないサーキットでは、その強さをいかんなく発揮する。

 今季からサイズが大きく変更されたタイヤは、昨年3チームによって開発テストが行われてきた。皮肉なことにメルセデスはそのうちの1チームで、他にはフェラーリとレッドブルがこれを担当していた。

 これについてウルフは「それが有利に働いているかどうか分からない」と語った。

「シャシーとタイヤがどう作用し合うのか、それは複雑なテーマだ。それを決めるには、多くの要素がある」

「言い訳をするつもりはない。他のチームがうまく使えているのに、我々はそれができていないんだからね。でもレッドブルのような競合相手は、タイヤをうまく使うことができず、ペースも1.5秒ほど劣っている」

「レースに戻れば、彼らのパフォーマンスが良くなっているのを見ることができる。それは、誰にでも当てはまる問題だ。フェラーリ以外のね。彼らはタイヤに対処する能力がある、しっかりしたクルマを持っているんだ」

Lawrence Barretto