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河川敷駐車場で冠水注意 4月、車10台水没も 九州地方梅雨入り

6/7(水) 12:09配信

西日本新聞

 九州地方が6日、梅雨入りしたとみられる。川の増水などにひときわ注意が必要な時季になった。4月の大雨による遠賀川の増水では、福岡県飯塚市内の3カ所の河川敷駐車場で車10台が水没。人的被害は出なかったが、消防隊が安否確認で出動した。同市は、駐車場利用者や周辺事業所などに注意を呼びかけている。

 飯塚市内に7カ所ある河川敷駐車場(無料)は、国の許可を得て市が管理。河川敷駐車場にある看板には降雨時に冠水の恐れがあると記し、利用者責任を明示。ただ、市の「市民広場等条例施行規則」では、市は福岡管区気象台から大雨注意報が発表されたときに進入路を遮断する措置をとるように定めている。

すでに開門後で車が数台止められた後だった

 3カ所で車が水没した4月17日は、午前7時50分までに市が委託するシルバー人材センターの担当者が開門した。気象庁によると、午前6時47分に飯塚市で大雨注意報が出された。市都市計画課によると、大雨注意報を受けて閉門を検討し、指示したが、すでに開門後で車が数台止められた後だったという。駐車場に車を止め、バスやJRで福岡市など遠方へ行っていて、大雨でも車を移動できないケースも考えられる。

 市は5月下旬から6月にかけて、県の防災メールの登録などを呼びかけるチラシを河川敷駐車場の車のフロントガラスに挟み、九州電力や飯塚病院にも従業員や利用者に登録を呼びかけるお願いをした。市都市計画課は「市内で雨が降っていなくても、遠賀川上流で降っていれば増水の可能性がある。防災無線などで呼びかけを徹底する」としている。

浸水時は即エンジン停止

 梅雨の時季は、駐車場の冠水やすり鉢状の道を走行しようとして車が立ち往生する事態も起きやすい。そんな場合、どう対応すればいいのだろうか。

 日本自動車連盟(JAF)によると、車外が床面以上の水深になっても、すぐに車内浸水は起きにくい。排気管が水圧でふさがれるなどすると、エンジンが停止する。車内浸水した場合は、すぐに停車してエンジンを止める。窓などから避難する場合はマンホールのふたが外れていたりすることも考えられるため、外に出ても一歩一歩安全を確かめることが必要だ。

 車は水が引いたからといって、エンジンをかけると破損や感電の危険性がある。販売店などに連絡して車の移動を頼むのが望ましい。水没では電気系統が壊れるため、修理不能で全損扱いになることが多い。日本損害保険協会によると、任意車両保険には浸水に補償対応する保険もあるので、内容を確認してほしい。

=2017/06/07付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:6/7(水) 12:09
西日本新聞