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9mm Parabellum Bullet菅原「自分たちのことを書こうと思った」新作続々発表

6/7(水) 20:00配信

TOKYO FM+

9mm Parabellum Bulletの菅原卓郎さん(Vo.Gt.)が、6月6日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。パーソナリティのとーやま校長とあしざわ教頭が、5月にリリースされたニューアルバム『BABEL』と、6月7日リリースのニューシングル「サクリファイス」について聞きました。

◇◇◇ ◇◇◇
とーやま校長:時系列で行きましょう。ニューアルバムの『BABEL』、ハンパじゃないですよね!

菅原:ハンパじゃないものができました!

とーやま校長:ギターの滝先生が、腕の不調で……。

菅原:長い時間ギターを弾くことが難しいので、ライブ活動は休止してるんです。でも『BABEL』のギターは全部弾いています。しかもうまいんだよね(笑)。

とーやま校長:全作曲とプロデュースも担当されているんですよね。それで1曲目が「ロング・グッドバイ」というタイトルだから、“これは何を告げられるんだろう?”って思って聴いたら、もうイントロのギターから“カッケェ!”ってなりますね!

菅原:そうそう。滝が“ライブ活動を休みます”って発表してからレコーディングに入ったんだけど、“こんな状態で俺たちはアルバムを作れるのか?”とか考えましたね。それでも今しかできないこととか、レコーディングによって記録されることがあるはずだから、“今だからこそやろうよ”ということになったんです。もしこのアルバムが最高に素晴らしいものになったら、滝のことで“9mmがどうなるんだろう”って不安に思ってる人たちを安心させられるし、そういうものを“何言ってやがんだ!”ってぶっ飛ばしたいと思って(笑)。“そんなこと言ってないで、まぁ聴きなさい”っていうものを作りたかったんです。

とーやま校長:初回盤にレコーディングのドキュメンタリーがついてるじゃないですか。それを観ると、卓郎先生もギター演奏で悪戦苦闘されてて、それでこういうカッコイイものができるんだなっていうことをすごく思ったアルバムでした。

菅原:録っていると、これがかっこいいのか正解がわからなくなる時があるんです。俺はそういう時、だいたい人に委ねちゃう。レコーディングエンジニアの人やベースの和彦がその辺にいたら、“ちょっとこれ聴いてみて”って言って。自分が考えてることが、絶対に正しいと思いすぎないようにしています。

とーやま校長:そういうところも乗り越えて、『BABEL』はどんなアルバムになりました?

菅原:最高傑作じゃないかな。
9mmが最初に出てきた時に、俺のボーカルとバンドサウンドの激しさがミスマッチだって言われたことがいっぱいあったんです。でもそれこそ個性だと思ってたから、「この声しか出ないしそんなの気にしてられるか!」ってやってきたんだけど、デビューから10年経って“やっぱりこれが9mmだったんだ”っていうようなアルバムになりました。自分たちで聴いていて、“この、普通はアンバランスだって思われそうな部分が、9mmのバランスとしては完璧なものなんだ”って、そんな風に思えた1枚です。

とーやま校長:ニューシングル「サクリファイス」の話も聞きたいんですけど、『BABEL』で出し切ったばかりじゃないですか。こんなハイペースでシングルを出せるもんなんですか?

菅原:実は「サクリファイス」と『BABEL』は、同じ時にレコーディングしてたんですよ。

とーやま校長:そうなんですか。じゃあ色々話し合った結果、『BABEL』には入らなかったということなんですか?

菅原:そう。『BABEL』は全10曲で1曲のコンセプトアルバムみたいなつもりで作ったんです。反対に「サクリファイス」はベルセルクっていうアニメのオープニングのために作ったから、これは『BABEL』の中に入れたら違うっていうか、1曲でその存在感を出したいと。

とーやま校長:そうなんだ。『BABEL』は映像を観て演奏とか大変そうだと思ったんですけど、「サクリファイス」はシンプルなイメージがあるんです。聴けば聴くほど“俺じゃなくてお前がいればいい”っていう言葉がすごく強くて、何だかラブソングに聴こえてきて愛がいっぱい詰まってる気がしました。

菅原:そうですよ。今シーズンの「ベルセルク」では、最初は1人で戦っていたけど仲間ができてその仲間と一緒に旅をするっていう内容が放送されているんです。仲間たちがお互いに自分の命を捧げ合って旅を続けてるって俺は捉えていて、そういうところが“愛”ですよね。

とーやま校長:それは、9mmに対しても言えるのかなって思うんですけど。

菅原:確かに。『BABEL』もそうなんだけど、歌詞を書いてる時に“もう、自分たちのことを書こう”って思って。今までは自分のことを書くなんてこっぱずかしいしつまらないと思ってたんだけど、バンドを続けて来たら“自分の人生もすごく変だぞ”って(笑)。“ここにあるものを書いたほうが楽しいんじゃないか。それが一番面白いはずだ”って、やっと自分で思えるようになったんです。

とーやま校長:何かきっかけとかあったんですか?

菅原:去年ヘビーな1年を過ごしたというか、滝のことがあってバンドとしてすごく危機が訪れたことです。どうやって乗り越えていくか考えた時に、俺はこのまま書くべきだなって考えたんです。もちろん曲の世界に合った舞台設定みたいなものを用意して書くんだけど、歌ってるのはバンドとか自分のことなんです。それを通して聴いた人も“あ、これは自分のことを歌ってるみたいだ”って感じてもらえたらいいなって思って書いています。

最終更新:6/7(水) 20:00
TOKYO FM+