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農作物守って 宇奈月でカウベルト事業始まる

6/7(水) 16:41配信

北日本新聞

 クマやサル、イノシシなどの野生動物と人間のすみ分けを図り、農作物を守るカウベルト(牛の放牧帯)事業が7日、黒部市宇奈月町内山地区で始まり、牛2頭を耕作放棄地に放牧した。

 カウベルトは、牛が草を食べることで景観を保全するとともに、野生動物が人里に近づくのを防ぐ狙いがある。黒部市では県のモデル実証事業として2007年に始まった。内山地区では10年から毎年実施している。

 この日は、竹山繁夫内山自治振興会長や地区住民らが、立山町の畜産農家から借り受けた繁殖和牛2頭にヨモギやクワ、カヤなどの餌を与え、ソーラー式の電気牧柵で囲まれた約2ヘクタールに放した。2頭とも同耕作放棄地で放牧された経験があり、さっそく敷地内を駆け回って草をはんでいた。地区住民らが毎日交代で餌や水を与え、電気牧柵を管理しながら、11月ごろまで放牧する。

 竹山会長は「カウベルトはサルやクマ対策に大きな効果を発揮している。今年も愛情を持って牛たちの世話をしたい」と話した。

 市内では6月22日から阿古屋野地区と宇奈月スキー場でも住民グループがカウベルト事業に取り組む。

北日本新聞社

最終更新:6/21(水) 9:28
北日本新聞