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MotoGP:スズキのイアンノーネ、現在開発中の新シャシーに期待を寄せる

6/7(水) 18:18配信

オートスポーツweb

 チーム・スズキ・エクスターは現在、GSX-RR用に新しいシャシーを開発しており、アンドレア・イアンノーネは、これによって成績が向上することを期待している。

【画像】第3戦アメリカGPで負傷したアレックス・リンス/チーム・スズキ・エクスター

 スズキは、MotoGPに再参戦して2年目となる2016年には素晴らしい成績をあげた。マーベリック・ビニャーレスが、1度の優勝とそのほかに3度表彰台に登り、年間でもランキング4位に入った。

 2017年には、ビニャーレスがモビスター・ヤマハに移籍し、後任としてイアンノーネがドゥカティからスズキへ移籍。現在、ビニャーレスはランキングでトップに立ち、一方イアンノーネはこれまでのところアメリカGPでの7位入賞が最高位で、ランキングでは14位となっている。

 イアンノーネは、今取り組むべき大きな課題としてリヤホイールのスピンを挙げた。そして、開発中の新しいシャシーを使うことで、チームの成績を上げたいとして、次のように語った。

「バイクの感触が今は100パーセントとはいえない。MotoGPでこれは大きな問題なんだ」

「チームとして進むべき方向はわかっているんだけど、レースの中で改善することが難しい」

「日本から新しいパーツが届くのを待っているところだ。(今後数レースのうちにそれを使って)状態も良くなると思うが、今はこのマシンでベストを尽くすつもりだよ」

「日本のエンジニアたちは、すごく頑張って働いている。今後のための新シャシーの製造を始めているところだ」

「もちろんそれを試すよ。良くなるかもしれないし、ならないかもしれない」

「だが、僕たちは方向性を理解しているし、パフォーマンスを取り戻して上位との差を縮めるために力を尽くすつもりだ」

 イアンノーネは、先週のイタリアGPでは途中まで8位につけていたものの、リヤタイヤの「ひどい消耗」によりマシンの「特性が完全に変わってしまった」ため終盤のラップで順位を落とし、10位に終わった。

 レース終了後、スズキの河内健テクニカルマネージャーは、次戦のカタルーニャGP後に行われるセッションでチームが「加速とトラクションの改善に向けて、マシンの様々な要素をテストする予定」だと語った。

■リンスの欠場が開発作業に響いている
 今シーズン、スズキのイアンノーネは最初の6戦までに3人のチームメイトを持った。ルーキーのアレックス・リンスが、3戦目のアメリカGPでフリー走行中に転倒し、手首を2カ所骨折したためだ。

 その後、リンスの代役として、スズキのMotoGPテストライダーである津田拓也がスペインGPを走り、フランスGPとイタリアGPでは2014年のスーパーバイク世界選手権(SBK)チャンピオンであるシルバン・ギュントーリが起用された。

 リンスは、カタルーニャGP後のテストで復帰することが期待されており、イアンノーネは、そうなればスズキの開発作業がより進むだろうと考えている。

「アレックスが早々に復帰することを願っているよ」とイアンノーネ。

「彼は、若くて速いライダーだ。僕たちは今シーズンの最初から、マシンを少しでも速く走らせられるよう、共に努力してきた」

「今、僕は自分のデータしか持っていない。ときどき、昨年のマーベリックのデータを見ることもあるが、やはりそれは(直接参考にするには)違うものなんだ」

「特に今年はこれまでと違うフロントタイヤを最初から履いていて、今のところフロントのブレーキングポイントを掴むことにすごく苦労しているし、ブレーキを離すポイントも難しい」

「そのために全体を理解するのが難しくなっているんだ。アレックスが早々に復帰して一緒に働いてくれるようになることを願っているよ」


[オートスポーツweb ]