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最高齢の助産師に「山上の光賞」 田辺市の坂本さん

6/7(水) 17:01配信

紀伊民報

 日本最高齢の現役助産師、坂本フジヱさん(93)=和歌山県田辺市朝日ケ丘=が、健康や医療の分野で活躍する75歳以上の高齢者をたたえる「山上の光賞」の「看護・保健部門」受賞者に選ばれた。紀伊民報が推薦していた。

 8日に東京都千代田区のパレスホテル東京で開かれる授賞式で表彰される。

 日本病院会、全日本病院協会、地域医療振興協会、製薬会社「セルジーン」の共催。高齢を迎えてもなお、豊富な経験、知性、知識を駆使し、後に続く世代の歩むべき道を照らす「山上の光」として活躍する人をたたえる事業。

 応募方式はすべて他薦。全国各地から推薦された候補者の中から、審査委員会が、高潔な人格、健康・医療分野における業績などの基準から選考して受賞者を決めた。

 医師、研究者、看護・保健、NPO・ボランティア、公衆衛生の5部門の受賞者が選ばれた。医師部門は3人、その他の部門は各1人。受賞者には記念杯、受賞者の所属機関には賞金100万円が贈られる。

 坂本さんは県内初受賞。「一日一日を大切に積み重ねてきただけで、大したことをしていないと思っています。辞退も考えましたが、副賞で県助産師会に100万円が贈られると聞き、はってでも授賞式に出席すると決めました」と話している。

 坂本さんは清川村(現みなべ町)生まれ。1944年に助産師免許を取得。47年には田辺市上芳養で「坂本助産所」を開設。95年には日本助産師会理事・県支部長に就任、97年には田辺市朝日ケ丘に助産所を移転。助産師生活で4千人以上の出産に関わった。97年に厚生大臣表彰、99年に黄綬褒章、2011年に田辺市文化賞を受賞している。

最終更新:6/7(水) 17:01
紀伊民報