ここから本文です

落合博満氏「がん説」から「低迷巨人」「現場復帰」まで大放言

6/8(木) 11:00配信

東スポWeb

 元中日監督、GMの落合博満氏(63)が6日、神奈川県内で講演会を開催。久しぶりに元気な姿を見せ、当初予定された時間の倍近く、約3時間もしゃべりまくった。話題は何度も脱線しながらも多岐にわたり、自身の体調問題とがん疑惑、死亡説について語る一幕もあれば、球界復帰についてのスタンスや、低迷する巨人についても言及。巨人がドタバタしてきた中、どこかの球団で現場復帰する可能性を大いに感じさせる発言とあって、注目されそうだ。

【写真】声優デビューした息子・福嗣くん

 落合氏が会場に姿を見せたのは午後7時すぎ。ベージュのジャケット姿でさっそうと現れると、そこから約3時間、しゃべりまくった。会場となった神奈川県民ホールには熱心な落合ファンたちが集結。落合氏によると「オレの講演会に10回以上来ている追っかけもいる。前回と同じ話をしたらすいません」とのこと。今回は4月に名古屋で開催されて以来の講演会となったが「4月の講演会のあとは、ほとんど家の外に出ていない。家ではのんびり、酒を飲んで過ごしてます。足はずいぶん細くなったけど、体重はいま77キロぐらい。ようやく社会人時代の体重に戻りました。腰痛があったから体重を落としたかった。それでも周囲からは『どこか悪いんですか?』『がんですか?』『糖尿ですか?』と言われた。『うまいことダイエットに成功しましたね』とは誰からも言われない。しばらく家から出ないでいたから『あいつ死んだんじゃないか?』とも言われた」(落合氏)と、その激ヤセぶりから死亡説までささやかれていたことを明かした。

 現場復帰については「『ユニホームを着ないんですか?』とも聞かれるけど、着せてくれるところあります? オレ、絶対にないと思うんだけど…」としながらも「向こうから『来てください』と言われれば『じゃあ…』となりますけど」とオファーがあれば検討の余地があることを示唆。現在は「初めて仕事に追われることなくのんびり過ごすことができている」生活を満喫しているとしつつ「やりたいことがある」として挙げたのは「酒を飲みながらスタンドで野球を見ること」。そこは根っからの野球人。監督としてなのかGMとしてなのかはともかく、現場復帰の意欲があることを大いに感じさせた。

 一方、講演会の最中に巨人が西武に逆転されたという一報が入ると、巨人についてもひと言。「そのうち上がってくるでしょ」。これは古巣の中日や巨人に限らず、どこの球団にも言えることとして「どれだけガマンできるか、でしょうね。今のシステムなら70敗はできるんです。70勝70敗でCSに行けるんだから。そうやって数字で考えていけばいい」とも。目先の1勝や大型連敗に一喜一憂するのではなく、トータルで物事を考えることが指揮官には大事なことだとした。

 さらに中日・荒木の2000安打達成から、古巣の話題へ。「森繁和の中日と、辻発彦の西武の日本シリーズを見たい」との発言も。イチロー不振の理由を「年をとって(打撃フォームの)動きが年々、小さくなっている。自分も45歳までやって初めてわかったことなんだけど、年をとると(スピードに)間に合わなくなるから動きを小さくして対応しようとする。それは逆によくないんだ」とバッサリ。過去に歌番組に出演した際、中森明菜に「この子かわいい!」と福嗣くんを褒められて以来、明菜のファンになった秘話まで披露した。

 また、中日退団時の秘話は「守秘義務がありますから話せない」としながらも「10年後だったら話してもいいかな。あと10年は生きるつもりでいますから」と、健在ぶりを存分にアピールした落合氏。これだけ元気なら、現場復帰のタイミングがいつなのか、再び注目を集めそうだ。

【中日で8年間指揮を執りすべてAクラス】落合氏は2004年から11年まで8年間、中日で監督を務めた。リーグ優勝4度、日本一に1度輝き、その間チームは全てAクラスだった。勝利に徹する采配は“オレ流”と呼ばれた。就任1年目の開幕戦では右肩痛で3年間一軍登板のなかった川崎を先発に抜てき。2回途中で5失点でKOされたが、チームは逆転勝ち。最終的にリーグ優勝を飾った。

 2位でクライマックスシリーズ(CS)に進んだ07年は第2ステージで巨人と顔を合わせたが、初戦の先発は後半戦で0勝5敗だった左腕・小笠原。山井ら右腕を予想し、スタメンに左打者7人が並んだ巨人の裏をかき、5―2で勝利すると3連勝で日本ハムとの日本シリーズへ進んだ。

 その日本シリーズでは3勝1敗と王手をかけた第5戦で球史に残る投手交代を見せた。8回まで日本ハム打線をパーフェクトに抑えていた山井から守護神・岩瀬にスイッチ。岩瀬が3人をピシャリと抑え、チームは53年ぶりの日本一になった。

 08年オフには5年連続でゴールデン・グラブ賞に輝いた荒木、井端の二遊間コンビにコンバートを提案。09年は開幕直前に断念したが、10年に実行した。

 10年はリーグ優勝を果たすと、リーグ戦終了後に出場登録選手28人を一斉に抹消し、CSファイナルステージに備えた。結果、巨人を4勝1敗(リーグVのアドバンテージ1勝含む)で下し日本シリーズに進んだ。

 球界の常識にとらわれないオレ流采配をまた見ることはできるか。

最終更新:6/8(木) 13:54
東スポWeb