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屏東県でパイワン族の入れ墨を紹介する特別展/台湾

6/8(木) 19:09配信

中央社フォーカス台湾

(屏東 8日 中央社)台湾原住民(先住民)パイワン族が居住する屏東県の来義郷は、手に伝統的な入れ墨を施した同族高齢者が多いことで知られる。現在、同県屏東市ではこの入れ墨文化にスポットを当てた特別展が開催されており、貴重なインタビュー画像や入れ墨の道具、図案などを見ることができる。

パイワン族の入れ墨は男性は胸、背中、腕に、女性は両手に施され、図案は身分によって異なる。

展示では、日本統治時代から国民政府時代にかけて、パイワン族の入れ墨が当局によって禁止され、徐々に衰退してきた歴史なども紹介される。

来義郷に入れ墨文化が残っているのは、1945年、戦後の政治空白期を利用して民族の伝統を復興させようとする気運が高まったため。これにより来義郷は入れ墨をしたパイワン族の人が台湾最多の地域となった。2013年時点、屏東県全域に残る34人のうち3分の2が来義郷の住民だったが、近年人数は減り続けているという。

屏東県政府文化処の呉錦発処長は、同処が文化部(文化省)の補助を得て同県全域で入れ墨に関する調査に着手していることと、文化財登録に向けての手続きを始めることを明らかにしている。

特別展は同処4階で9月10日まで開催される。

(郭シセン/編集:塚越西穂)

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