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【台湾】アットコスメ、日本と台湾のサービス一体化

6/8(木) 11:30配信

NNA

 美容情報総合サイト「@cosme(アットコスメ)」を運営するアイスタイル(東京都港区)は7日、先月末に連結子会社化した艾思網絡(アイトゥルー・コミュニケーションズ)が運営する台湾最大級の化粧品口コミサイト「UrCosme(ユアコスメ)」とのサービス統合を発表した。同社は5日、米最大級の化粧品口コミサイトも買収しており、今後は中国語と英語のサイトも構築し、口コミデータベースを軸に世界展開を加速する。
 両社は商品や口コミ、ユーザーのデータベースを統合するほか、ユアコスメのコンテンツを日本のアットコスメで紹介するなどノウハウを共有し、サービスの向上を図る。また広告サービスを共同開発し、日本の化粧品ブランドの台湾でのプロモーションを支援する。
 アイスタイルの吉松徹郎・代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)はNNAに対し、「艾思網絡の陳宗明執行長とは以前から交流があり、同社の設立当初から将来的にサービスを一体化する可能性について考えていた」と説明。艾思網絡の経営規模が拡大したのを見て、2016年に吉松氏側から声をかけ、業務提携に向けて話し合いを進めてきたという。
 アイスタイルまた、7日に化粧品セレクトショップ「アットコスメストア」の台湾2号店を台北市信義区にオープン。同時に、30日には台中市西区のショッピングセンター(SC)「勤美誠品緑園道」に3号店をオープンすると発表した。
 吉松CEOは今後の店舗出店について「まずは3店舗の運営に注力する」と説明し、店舗拡大については慎重な姿勢を示した。
 ■米同業買収し英語圏にも進出
 アイスタイルの海外事業はこれまで、中国を中心とした中華圏がメーンだったが、今後は米国での事業にも本格的に乗り出す。
 同社は5日に開いた取締役会で、米最大級の化粧品口コミサイト「メークアップアリー」を運営するMUAを完全子会社化すると決定。17年5月に設立した米子会社のアイスタイルUSAがMUAの全株式を取得する。取得金額は900万米ドル(約9億8,400万円)で、7月5日に譲渡を完了する見込み。
 同社の広報担当者はNNAに対し、「MUAとアイスタイルのデータベースを統合し、プラットフォームを強固にする。北米を中心とした英語文化圏への事業展開の足掛かりにしたい」と説明した。
 MUAは1999年の創業。メークアップアリーは登録商品数16万点で、210万人の会員を保有している。
 アイスタイルは艾思網絡とMUAの買収を機に、中華圏のほかマレーシアやタイ、シンガポールなどの東南アジアと北米の市場にも進出。20年までに海外事業の売上比率を現在の17%から20%に引き上げる計画だ。
 吉松CEOによると、アイスタイルは最終的に、世界中の化粧品や美容に関する情報を集約した「グローバルマスターデータベース」を作り上げ、美容関連の企業などに情報プラットフォームとして活用してもらうことを目指す。

最終更新:6/8(木) 11:30
NNA