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北朝鮮が南東部から地対艦巡航ミサイル 200キロ飛行

6/8(木) 9:46配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は8日、「北が今朝、(南東部の)江原道・元山付近から東海に向け、短距離の地対艦巡航ミサイルと推定される飛翔体を数発発射した」と明らかにした。約200キロ飛行したという。韓米当局が詳しく分析中だ。

 合同参謀本部は北朝鮮の飛翔体発射をとらえた直後に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に報告したようだ。

 発射されたミサイルは弾道ミサイルではないもよう。北朝鮮による弾道ミサイルの発射実験は、国連安全保障理事会決議の違反に当たる。

 今回の地対艦巡航ミサイルは、北朝鮮が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念の閲兵式(軍事パレード)で公開した地対艦ミサイルだとする見方も出ている。この時、四つの発射管を備えた軌道式車両の移動式発射台に搭載されて登場した。

 北朝鮮のミサイル発射は、先月29日に元山付近からスカッド系列の弾道ミサイルを発射して以来、10日ぶりだ。北朝鮮はその翌日にメディアを通じ、「精密誘導システムを導入した弾道ロケット(ミサイル)」の発射実験に成功したとアピールした。これは短距離弾道ミサイルのスカッドの射程を延ばしたスカッドERクラスのミサイルに各種の補助装置を付けて精度を高めた対艦弾道ミサイル(ASBM)と分析された。

 北朝鮮がASBMに続き地対艦巡航ミサイルを発射したのは、朝鮮半島に接近する米国の原子力空母や韓米海軍の艦艇に対応する狙いとの分析がある。

 韓国新政権の発足後、北朝鮮のミサイル発射は5回となる。政権発足直後の5月14日、北朝鮮は新型の中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を実施し、さらに準中距離弾道ミサイル「北極星2」(21日)、地対空ミサイル「KN06」(27日)、スカッド改良型のASBM(29日)と立て続けに発射した。

 北朝鮮は韓米両軍への攻撃能力を引き上げるためミサイルの多様化に取り組み、多彩な用途と射程のミサイルを発射することで武力を誇示している。核・ミサイルを含む武力の強化で体制を維持するという意志を示すものと受け止められる。

 一方、合同参謀本部は「わが軍は北側の追加挑発に備え監視と警戒を強化し、万全の態勢を維持している」と強調した。

最終更新:6/8(木) 10:38
聯合ニュース