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3被弾KOで6敗目 ヤンキース田中を待つ“飼い殺し”の日々

6/8(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 ヤンキース・田中将大(28)が、またKOである。6日(日本時間7日)のレッドソックス戦に登板し5回を3本塁打含む5安打1四球5失点で6敗目を喫し、連敗は5に伸びた。これで5月8日のレッズ戦で5勝目を挙げたのを最後に1カ月も白星から遠ざかっている。

 今季は大量失点が目立ち、この試合の前までの11戦で44失点はア・リーグワースト。DH制を採用するア・リーグだけに、このままのペースが続けば、メジャーワーストになるのは時間の問題だ。このペースなら、仮に昨季同様、31試合に登板したとすれば、今季は124失点ペース。昨季のア・リーグ最多失点はロイヤルズ・ボルケスの124失点。田中はヤンキースの投手としては2013年のサバシア(122失点)以来の失点王になる可能性もある。

 田中は今季終了後、20年までの7年契約を破棄する権利を持っている。FAになってヤンキースを含めた30球団と交渉し、今以上の大型契約を手にできる契約内容とはいえ、これだけ打たれながら地区優勝を狙うシビアな球団で投げ続けることができるのか。

 来季以降、田中が不調でもチームは残り3年間、年平均25億円の年俸を支払わなければならない。メジャーでは選手の所属球団が年俸を負担して他球団にトレードするケースは珍しくないが、7月下旬までに放出されることはないのか。

「14勝(4敗)を挙げた昨季ならともかく、今季の調子では年俸の7割をヤンキースが負担しても手を挙げる球団はないでしょう。今後も田中の不調が続くようなら故障者リスト(DL)に入れて調整させながら使い続けるしかない。現在、地区首位のヤンキースは2年ぶりのポストシーズン進出の可能性があるため、手薄な先発の補強に動くのは必至。トレードで先発2人を獲得するとみられており、田中は復調しなければマイナー生活を強いられるのではないか」とはスポーツライターの友成那智氏だ。