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日本ゴルフ界が深刻懸念 “藍ちゃんロス”が女子ツアーを襲う

6/8(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 サッカーなら三浦知良、野球ならイチローや松井秀喜に憧れてプロを目指した子供たちは多い。近年のジュニアゴルファーの憧れは宮里藍(31)だろう。熊本から宮里を追って東北高に進みプロになった有村智恵(29)を筆頭に、鈴木愛(23)、先週優勝した青木瀬令奈(24)、男子プロの松山英樹(25)や石川遼(25)もそうだった。アマチュアでツアー優勝した勝みなみ(18)、畑岡奈紗(18)も宮里のプレーを見て育った。

 今週のサントリーレディス(兵庫県神戸市=六甲国際GC)は、今季限りの引退を発表した宮里の国内最後の大会になるかもしれない。5日に行われたマンデートーナメント(主催者推薦選考会)には、宮里の「ラストステージ」で一緒にプレーしたいと願うプロ42人、アマ28人が出場。驚いたことに、本戦キップを手にした7選手のうち4人はアマチュア(1位、2位タイ、4位)だった。4位通過の日体大1年・河本結(18)は「宮里藍さんはずっと憧れていた方ですし、ああいう選手になりたいとずっと思っていたので、同じ舞台に立てることがうれしいですし、ワクワクしています」と語っていた。

 宮里が国内の女子ゴルフのレベルを上げた功績は大きい。

「だからです」と、あるゴルフ関係者が言う。

「池田勇太(31)がそうだったように、かつて男子ジュニアは、ジャンボ尾崎や中嶋(常幸)、青木功が憧れだった。サラリーマンもAONのプレーに魅了され、ツアー会場に足を運び、自らクラブも握ったものです。でも、尾崎や中嶋が年老いていくと同時に、男子ツアーは廃れた。ジャンボのような大物スター選手が次世代プロから現れず、憧れの選手がいなくなってしまったことが大きい。藍ちゃんが引退した後も同じ現象が起こることが心配です。彼女ほど、人気も実力もある日本の女子プロはいませんから」

 藍ちゃんロスか……。