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山中、8・15京都で具志堅V13並ぶ!具志堅氏は「山中君は歴史塗り替えるよ」

6/8(木) 6:08配信

スポーツ報知

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介が“レジェンド”からの熱いメッセージを刺激に大記録に並ぶ。8月15日に島津アリーナ京都で、同級1位ルイス・ネリと13度目の防衛戦(報知新聞社後援)を発表行うと7日、都内のジムで発表。勝てば元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏(61)の持つ連続防衛の日本記録に並ぶ。会見ではその具志堅氏から、ビデオメッセージでエールを送られた。また山中は、防衛成功のご褒美に京都の名物行事「五山の送り火」の観賞を挙げた。

 山中が伝説の記録に並ぶ日が、いよいよ正式に決まった。具志堅氏が1980年10月に達成して以来、誰も到達していない日本記録のV13。大一番の相手は23戦全勝(17KO)のネリだ。山中は「記録に並ぶ試合で、過去の防衛戦の中でも一番強いと思う相手に決めてもらった。最高の舞台を用意してもらってすごく気合が入っている」と力を込めた。

 さらに気持ちを高ぶらせるものがあった。会見の途中には具志堅氏からのビデオメッセージが披露され「自分の記録、ボクシングの歴史を塗り替えてほしい。そうなれば日本のボクシングファンは喜ぶ。山中君の今までのボクシングを見たら塗り替えるよ」などと熱い言葉で背中を押された。普段、記録は意識していない山中だが「うれしい。勝って目の前で並びました、と報告したい」と感謝した。

 大一番の会場は昨年3月のV10戦以来の京都だ。南京都高(現・京都広学館高)時代にボクシングを始めた原点の地でもある。「夏は合宿期間中というイメージ。3部練習をやって、その間に(学校の)駐車場とかで必死に日焼けしたのを覚えている」と語って笑わせた。試合翌日の8月16日には恒例の「五山の送り火」が行われるが「見たことがないんです。勝って大文字焼きを笑って見たい」とV13のご褒美にする考えだ。

 帝拳ジムの浜田剛史代表(56)は「具志堅さんに失礼のない相手にしなくてはいけない、ということで選んだ相手。今、一番強い挑戦者だと思う」と説明した。8月に試合をするのは13年以来だが、その時は1回KO勝利。最強挑戦者を迎え撃つ山中は「(得意の左は)どこかのタイミングで当たると思うし、思い切り打ち抜くだけ。暑いので、お客さんも12ラウンド見ていられないでしょうからね」。“神の左”で早期KOを決め、真夏の古都をさらに熱くするつもりだ。(三須 慶太)

 ◆具志堅氏のビデオメッセージ要旨

 ―自身の記録が塗り替えられることに関して。

 「記録があるから、それを塗り替えるのがプロの世界。辰吉(丈一郎)君とか長谷川(穂積)君など、塗り替えてもおかしくない選手が何人もいた。山中君の今までのボクシングを見ていたら塗り替えるよ」

 ―山中は記録を意識しないと言っている。

 「意識した方がいいと思う。『俺は具志堅の日本記録を塗り替える』という気持ちで。みんなにもマスコミにも言わないと。そうしたら、自分に強い精神力もついてくるんじゃないかな」

 ―自身は記録を意識していたか。

 「全ての試合で意識しながらやっていた。(V6を)塗り替えて2桁防衛、その次は(当時の)ライトフライ級の世界記録12度を塗り替えると。大きい目標を持って戦った。世界チャンピオンになったら大きい目標を持たないと」

最終更新:6/8(木) 6:08
スポーツ報知