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乾 シリア戦躍動で左サイド争い激化

6/8(木) 17:21配信

東スポWeb

 日本代表は7日、キリンチャレンジカップのシリア戦(東京)で1―1のドローに終わった。消化不良に終わった一戦だったが、後半途中出場のFW乾貴士(29=エイバル)がスペインでの成長をいかんなく発揮しピッチ内で躍動。予選4試合連続ゴールのFW原口元気(26=ヘルタ)が定位置をつかんだはずの左サイドのポジション争いは激化必至だ。

 スペイン1部リーグのバルセロナから2点を奪った男は、やはりダテではなかった。先制を許した後の後半13分にピッチへ送り出されると、キレのある動きを披露。同33分には得意のドリブルで敵陣内の深い位置まで切り込み、相手DFを抜き去って右足で強烈なシュートを放つなど、それまで停滞していた日本の攻撃を活性化させた。

 2年3か月ぶりとなる代表戦で存在感を発揮した乾は「楽しくできたけど、勝ちにつながらなかったのは反省点。(バヒド・ハリルホジッチ監督から)どんどん裏を狙ってと言われたけど、裏ばかり狙ってもキツイと思ったので、落ち着かせるところは落ち着かせようと思った」と指揮官の指示に固執しないプレーを心掛けたという。

 それを引き出したのは、2015年8月に移籍したスペイン1部リーグ・エイバルでの成長だった。乾は「人に言われてやるのは楽しくない。やっぱり自分から出していかないと。そこはスペインに行ってから思うようになった」。さらに「(気持ちに)余裕も出てきたと思う。慌てないというか、バタバタしなくなった」と付け加えた。

 チームメートの評価も急上昇。左サイドでブランクを感じさせない連係を見せたDF長友佑都(30=インテル)は「アイツはうまいから好きな形でやらせて(自分が)走ればボールが出てくる。僕は走るだけ」。見せ場をつくれず、乾と交代したFW原口は「サイドで起点をつくっていい感じでやっていた。やっぱりサイドに開く時間も必要だなと。僕が代表で出始めたときはそうだったのを乾君を見て思い出した」と、うなった。

 乾が好パフォーマンスを見せたことで、原口が担う左サイドのポジション争いは激化必至。昨秋からW杯アジア最終予選4戦連続ゴールを決めてレギュラーの座を手にした原口もうかうかしていられない。FW宇佐美貴史(25=アウクスブルク)や今回は招集されなかったFW武藤嘉紀(24=マインツ)も交え、最激戦区となりそうだ。

最終更新:6/8(木) 17:21
東スポWeb