ここから本文です

世界一厳しいマスコット選び!?妖怪ウォッチの産みの親らが絞り込み小学生が決める

6/8(木) 14:01配信

デイリースポーツ

 世界一難しいマスコット選びが始まる。20年東京五輪・パラリンピック組織委員会は、一般公募で決定する大会マスコットの応募要項を発表。大会2年前となる来夏の決定に向け、いよいよ動き始めた。

 応募資格は経験や受賞歴は問わず。日本国籍および、日本在住の外国籍(日本国内の住民票)を持つ18歳以上。個人またはグループ(10人以内)の応募が可能で、グループの場合は代表者が応募資格を満たしていれば、18歳未満も参加できる。応募期間は8月1日正午から同14日正午までで、大会公式サイトに提出。作品は形式のチェック、マスコット審査会による審査、商標などの調査を経て、今年12月初旬に最終候補作品(3~4つ)を発表。全国の小学生によるクラス単位の投票により、最終決定する。デザインは18年3月に決定。ネーミングの選考を経て、18年夏に正式発表となる。

 選考は難航を極めそうだ。世界一の漫画、アニメ、ゲーム文化を持ち、また各自治体、企業などもマスコットを抱えるなど、キャラクター大国といえる日本。組織委の森喜朗会長が「日本はキャラクター大国でもある。東京の象徴となるマスコットには世界が注目し、期待する」と話したように、世界からの注目度は高い。また、盗作疑惑が浮上し、選び直しとなったエンブレムの際の“トラウマ”も難しさに拍車を掛けている。組織委がこれまで例のない小学生の投票など国民参画を意識しているのも、そのためだ。絞り込みを行うマスコット審査会の宮田亮平座長(文化庁長官)は「もう(エンブレムの失敗は)忘れようとしている」と苦笑いしながら「失敗は大きな財産。失敗しないといいものは作れない」と、気合を滲ませた。

 体制も万全だ。マスコット審査会には、元少年ジャンプの編集者で、現白泉社社長の鳥嶋和彦氏、大人気ゲーム「妖怪ウォッチ」を生み出したレベルファイブの日野晃博社長らキャラクター作りのスペシャリストが名を連ねた。また絞り込みを行う1次審査段階で、キャラクター作りなどの専門的な知識があり、子供に近い感性を持つ若い世代のクリエイターらがデザインチェックを担当することなどを決定。組織委員担当者は「人選はこれから」としたが、鳥嶋氏や日野氏の人脈を使った専門家が担当する可能性もある。

 五輪のマスコットは1968年のグルノーブル冬季大会から導入されており、前回の64年東京五輪の時にはなかった。キャラクター大国・日本の首都が、初めて送り出す五輪のキャラクター。アラレちゃんで有名な大人気漫画『Dr.スランプ』でDr.マシリトというキャラクターで作中に登場したことがある鳥嶋氏は「(リオ五輪の閉会式に出た)マリオからバトンタッチされるキャラクターが、ちょっといかんなというキャラでは駄目。子供たちがこれだ、というキャラが上がることを期待したい」。果たして、愛されるキャラクターは誕生するか。