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麻生が初防衛に成功「諦めずやれました」 10回TKO勝利

6/8(木) 20:52配信

デイリースポーツ

 「ボクシング 日本スーパーライト級タイトルマッチ」(8日、後楽園ホール)

 2月に王座決定戦を制し王者となった麻生興一(三迫)が、同級1位の今野裕介(角海老宝石)を10回2分18秒TKOで下し、初防衛に成功した。

 互いに流血の壮絶な打ち合いを制した。最終10回、今野にロープを背負わせると左右をめった打ち。レフェリーストップを呼び込んだ。麻生はかつて角海老宝石ジムに所属しており、元同門対決を制した。「素直にうれしいです。セコンドに助けられました。最後まで諦めずやれました」と傷だらけの顔を緩ませた。

 1ラウンド目から互いに譲らぬ接近戦。低い態勢からじわりとプレスをかける麻生を今野が迎え撃つ。ボディーを削り合い、フックを打ち合う意地比べとなった。8回には連打で追い込んだものの、麻生自身も打ち疲れて仕留めきれなかった。互いに精魂振り絞るファイトだった。

 一進一退の試合で、5回終了時の公開採点では1-2でリードされた。「自分いつもポイントよく分からないんですよね。客観的に自分を見られない。最初取れているのプレッシャーになった」と振り返る。危ない場面はいくつもあったが、勝利への執念が挑戦者を上回った。

 今後については「漠然としていてよく分からない。ジムにお任せしています」と、最後までひょうひょうとしていた。