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【大学選手権】東海大北海道、道勢43年ぶり4強入り

6/9(金) 7:03配信

スポーツ報知

◆報知新聞社後援 第66回全日本大学野球選手権第4日 ▽準々決勝 東海大北海道4―2岐阜経大(8日・神宮)

 東海大北海道(札幌学生)が岐阜経大(東海地区大学)を4―2で破り、初のベスト4進出を決めた。道勢の4強入りは、1974年の札幌大以来、43年ぶり。東海大北海道は初回、先頭の主将・中西郁人三塁手(4年)が左翼線二塁打で出塁すると、相手のミスで先制の生還。この回3連続長短打を含む4安打4得点で主導権を握った。2点リードの7回からは左腕・徳橋颯野(そうや、2年)が3回無安打無失点の好救援。投打がかみ合い、チームの歴史に新たな1ページを加えた。

 悩み苦しんだ主将が流れを引き寄せた。中西は初回先頭で左翼線二塁打を放つと、1死後、相手の先発左腕・栄野川盛隆(4年)の二塁けん制悪送球と捕逸で、先制のホームを踏んだ。さらに1死一、三塁で、今川優馬中堅手(3年)が左越えにエンタイトルの適時二塁打。指名打者の有間裕亮(3年)が右前2点打と連続タイムリーでたたみかけ、この回4点を奪った。

 「個の力でなく、一丸となって戦えた」。チームをリードしてきた主将が、チーム初の4強入りに笑顔を見せた。主将に就任した時、部員98人の大所帯に加え、きつい練習をサボる部員が多かった。ナインのまとめ方に戸惑った。そのとき、友人のSNSで何気なく見た自己啓発書「嫌われる勇気」。本を読んだことはなかったが、ワラにもすがる思いで購入。読み込んだ後、人に強く言えなかった性格を変えた。時には厳しい言葉を発し、練習をサボる部員は容赦なく外に出した。その姿勢が次第に広がった。部員らが互いに教え合い、鼓舞しながら練習するようになった。

 これまで越えられなかったベスト8の壁。だが、「あくまで目標は日本一。通過点です」と何食わぬ顔で言った。高橋葉一監督(51)も「ここからだと思っている」と、改めて気を引き締めた。頂点まであと2勝。“団結力”を武器に一気に駆け上がる。(河原崎 功治)

最終更新:6/9(金) 7:03
スポーツ報知

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