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来年35周年『島耕作シリーズ』の弘兼憲史、「2年続けばいいと思ってた」

6/9(金) 9:45配信

オリコン

 来年、連載35周年を迎える人気コミック『島耕作シリーズ』で知られるマンガ家・弘兼憲史氏が8日、有楽町・ニッポン放送で行われた『吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也』の公開収録に出演。「弘兼憲史ワールドを語る」と題したこの日の収録では、マンガに造詣の深い吉田アナウンサーたちがツッコんだ質問の数々を弘兼氏にぶつけ、『島耕作』の魅力を改めてひもとく貴重な機会となった。

【写真】“等身大”島耕作と肩を組みご満悦の里崎智也

 1983年の連載開始時には課長だった島耕作だが、30年以上の時を経て、今や会長にまで上り詰めた。「最初は2年も続けばいいかなと思っていた」という弘兼氏は、まさかここまでの大河ドラマになるとは思ってもいなかったという。「最初は読み切りで始まったんですよ。SFでもホラーでもなんでもいいから一本描いてくれと言われて。でも当時はマンガ家でサラリーマン経験をしている人がいなかったから、『カラーに口紅』というタイトルで、オフィスラブをテーマにした読み切りを書いたんです。そうしたら面白いと言われて続きを描くことになった。最初は不本意ながら、次々と女性を変えていく男の話だったんです」と振り返る弘兼氏。しかしそこから本格的に連載が始まるにあたり、「心を入れ替えて、しっかりとしたサラリーマンにしなきゃと思いましたね」と笑う。

 とはいえ島耕作といえば、数々の女性と浮名を流す希代のモテ男だ。「彼から口説くとセクハラになってしまうんで、これまで自分から女性を口説いたことはない。女性が勝手に近づいてきて、勝手に去って行くんです」という弘兼氏の解説に、里崎も「勝手に来て、勝手に去ってくれるなんていいですね!」とあこがれのまなざしを向けた。

 30年以上に渡り連載が続いている同シリーズだが、弘兼氏は「こんなことを言うとあれかもしれないけど、『島耕作』を描くのに飽きちゃって。部長になってハッピーエンドという形で連載を終わらせようと考えていた時があった」と明かす。「でも講談社の編集者がしぶとかった。『課長島耕作』が終わって、別のマンガを連載している時にも、島耕作の読み切りをいくつか描くことになった。そしていよいよ別のマンガの連載が終わった時には、その編集者が島耕作の連載をてぐすね引いて待っていた」と笑う弘兼氏に、吉田アナは「今があるのは講談社のおかげですね」としみじみ付け加えた。

 今後も弘兼氏による過去の名作『ハロー張りネズミ』が大根仁監督、瑛太主演でドラマ化。さらに『金田一少年の事件簿』の原作者・樹林伸氏とのコラボ作『島耕作の事件簿』が8月より連載開始となるなど、弘兼氏はまだまだ第一線を走り続けている。「死ぬまでマンガを描き続けたい。島耕作が終わる時は原稿に突っ伏している時かもしれませんね」と笑いながらも、生涯現役への想いをにじませた。

 なお、この日のトークショーの模様は6月14日(水)後9:30より『吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也』にて放送予定(野球中継の都合により変更の場合もあり)。

最終更新:6/9(金) 9:49
オリコン

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