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シニア世代集える「カフェ」 趣味を楽しみ交流/八戸

6/8(木) 10:44配信

デーリー東北新聞社

 シニア世代が中心街に気軽に集える場所を設けたい―。青森県八戸市の「はちのへ女性まちづくり塾生の会」が今月、市公会堂内の里山夢食堂で、趣味を楽しみながら交流する「まんでぃはっぴぃカフェ」の取り組みを始めた。毎週月曜日に講師を招き、パソコン、そば打ち、コーラス、手芸の四つの教室を開講。公民館などを核とした従来の地域コミュニティーの枠組みとは違った、新たな場所づくりを目指す。

 塾生の会は2003年に活動を開始。市が主催する「はちのへ女性まちづくり塾」の修了生で組織し、消費者講座や防災学習会を開くなどしている。

 会員は50~70代が中心でとなっており、「シニア世代が多くの人とつながれる場が欲しい」との声が上がったことがカフェ設置のきっかけだ。まちづくり活動に取り組む団体を市が支援する「元気な八戸づくり」市民奨励金制度を活用できることになり、今回の実現に至った。

 地域に根差した公民館などで開かれている講座とは差別化を図るため、年齢や居住地といった制限を設けておらず、地域を越えた“広域的な交流”を楽しめるのが特徴だ。奨励金制度を活用できるのは本年度だけだが、来春以降も自前での運営を目指すという。

 「用事で中心街に出掛けた時に気軽に立ち寄れる場所にしたい。ただ集まるだけではなく、学べる、しゃべれる、つながれる場にできたら」と会長の慶長洋子さん(62)は狙いを語る。

 初回となった5日、「パソコンカフェ」が開かれ、会員でパソコン教室の勤務経験がある工藤恵美子さん(58)が講師を務めた。この日の課題は案内状作り。パソコンカフェ開催の案内状を見本に、参加者たちが楽しくおしゃべりしながら、パソコンを操作して文字の大きさを変えたり、イラストを挿入したりした。

 これまでほとんどパソコンを使ったことがないという水戸康子さん(64)=同市下長=は「難しいと思っていたけれど、親切に分かりやすく教えてくれて楽しい。冬までに年賀状を作れるようになりたい」と意欲的。「カフェに来た人たちと仲良くなるのも楽しみの一つ」と魅力を語った。

 工藤さんは「友達感覚で参加できる。気軽に来てほしい」とPRしていた。

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 「まんでぃはっぴぃカフェ」は毎週月曜の午後2~5時。参加無料。材料費、資料代は実費負担。毎月第1月曜が「パソコンカフェ」、第2月曜が童謡やフォークソングをアコーディオンに合わせて歌う「歌声カフェ」、第4月曜がパッチワークなどを手作りする「手芸家カフェ」。「そば打ちカフェ」は基本的に第3月曜の開催だが、都合により今後3回は26日、7月24日、8月7日の予定。

デーリー東北新聞社