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【映像】イラク決死の脱出行 モスル住民約200人

6/8(木) 12:23配信

AP通信

(モスル イラク 6月7日 AP)― イラク北部にある過激派組織「イスラム国」(IS)の最後の拠点モスル西部に対するイラク軍の砲爆撃が続く中、およそ200人の住民が脱出を試みた。女性や子どもを含む一団は、何とか近くの病院までは逃げることができたが、屋上からの狙撃で数十人が死傷した。

一方ではイラク軍と有志連合による砲爆撃が続き、他方からは「人間の盾」にされ、逃げれば懲らしめで射殺される。リヤド・アブドゥラさん一家は6月1日、200人程の近隣住民と廃墟と化したモスルを脱出する決心をした。

しかし、脱出を決意した住民は、文字通り銃火に身を晒すことになった。アブドゥラさんはISの狙撃手に撃たれ、脚を負傷。病院を目の前にして命を奪われた人も大勢いた。脚から出血したアブドゥラさんは一昼夜地面に横たわっていたが、近くで絶命した女性の携帯電話を発見。叔父に連絡が取れたことで、無事救出された。

アブドゥラさんは最も運が良かったケースで、住民の一団が狙われた場所がISの狙撃手に近かったこともあって、生存者の救出も難航を極めた。

人道援助団体「フリー・ビルマ・レンジャーズ」のメンバーとして負傷者の治療に当たっている米国人デービッド・ユーバンクさんは、現場にイラク軍の戦車を要請して、戦車の援護射撃を受ける中で、負傷した住民2人を救助。翌日にはさらに6人を救助した。

(日本語翻訳 アフロ)

最終更新:6/8(木) 12:23
AP通信