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小学校改修費 見積もり甘く5倍 岡山・和気町、本来の交付金受けられず

6/8(木) 0:16配信

山陽新聞デジタル

 岡山県和気町が2016年度に行った旧藤野小学校(同町藤野)の改修事業で、工事費が国に提出した概算額の約5倍に上っていたことが7日、分かった。町の見積もりが甘かったためで、国の交付金が本来の約半額にとどまり、町は一般財源から余分に約700万円負担することとなった。

 改修事業は今年4月の4小学校統合に向け、旧藤野小を存続校舎とするため計画。町教委は14年度に概算額を2千万円として国に提出し、交付金支給が決まった。ところが15年度に行った実施設計では外壁補修や防水工事も必要となり、工事費が1億300万円に膨らむことが判明。国と協議したが、支給額を変更できなかった。

 町教委によると、本来の工事費を基に申請していれば、別の小学校改修事業と合わせて計4200万円の交付金を受けられたが、実際は2100万円となった。国交付金を除く町の自己負担分は、国が大部分を実質負担する合併特例債(地方債)などを活用するため、町にとっては約700万円が余分な持ち出しになるという。

 町教委は「工事費の見積もりが甘く、大変に申し訳ない。再発防止に努める」としている。