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野田村の震災復興 2大ハード事業ほぼ完了

6/8(木) 10:56配信

デーリー東北新聞社

 東日本大震災の津波被害を受け、岩手県野田村が進めてきた城内地区土地区画整理と都市公園「十府ケ浦公園」整備の2大ハード事業がほぼ完了した。両事業は、特に被害が大きかった村東部で展開。住宅や公共施設、公園の整備が進むなど、既に新しい街並みが形成されつつある。村は震災から6年3カ月となる11日に竣工(しゅんこう)式を開催。北奥羽地方最大の被災地は復興に向けた“次なるステージ”に進む。

 村役場東側約13ヘクタールの土地区画整理は、残る事務手続きが2017年度内に完了する予定だ。区域内では村民が住宅再建を進めており、民間の事業所が立地。村の保健、福祉業務の拠点である村保健センターも再建され、1日から使用を開始した。

 現在は他自治体などからの応援職員が入居する宿舎を建設中で、今夏完成の見通し。

 津波防災緑地として整備する都市公園「十府ケ浦公園」は、おおむね工事が完了。公園内には管理棟や、地元の高校生がデザインした遊具を配置し、憩いの場として活用する。

 残るハード事業は、村内の避難道路整備のほか、岩手県による防潮堤や防潮林の整備などがあり、全て完了するにはまだ時間がかかりそうだ。

 小田祐士村長は取材に「ハード事業が一つの段階を終え、新たなステージを迎えたが、残っている事業もある」とした上で、「被災者が元の生活を取り戻すには時間がかかる。引き続き復旧、復興事業を計画通り進めていきたい」と述べた。

デーリー東北新聞社