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除染事業...『揺らぐ信頼』 水増し請求疑惑、自治体から怒りの声

6/8(木) 10:30配信

福島民友新聞

 除染事業への信頼を揺るがす疑惑がまた明らかになった。建設会社の安藤ハザマ(東京)が受注した県内の除染事業を巡り、宿泊経費を不正に請求した可能性が7日に浮上した。同社によると、調査結果は来週にも公表されるが、各自治体からは「除染事業に水を差すゆゆしき事態。徹底的な調査を求めたい」などと怒りの声が上がっている。
 安藤ハザマは、水増し請求があったとされる、いわき、田村両市の事業のほか、伊達、南相馬両市と、国による浪江町の除染事業で元請けとして参加している。南相馬市と浪江町の事業は現在も継続中で、いわきと田村、伊達の3市では既に完了しているという。
 田村市によると、同社は2013(平成25)年8月から2年間、船引町と常葉町北部の除染を担当した。事業費は約32億円。同社の1次下請け会社は13社で、除染で宿泊した延べ人数は約5万8000人に上る。
 同市によると、13社の平均宿泊費は1人当たり3500円だったが、1社のみ1人当たり2000円高い5500円の領収書を提出していた。同市は宿泊費について上限を設けておらず、作業員の出勤簿との整合性、領収書などから「妥当」と判断したという。

福島民友新聞

最終更新:6/8(木) 10:30
福島民友新聞