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ホークス石川“同姓格差対決”投げ勝った 年俸36倍差、大先輩の投球術吸収にも意欲

6/8(木) 7:01配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4-1ヤクルト(7日・ヤフオクドーム)

 新たな育成の星が、また一つ輝きを増した。プロ2度目の先発登板で、石川は“同姓対決”を制した。投げ合ったのは、現役通算最多156勝左腕。「自分の最低限の仕事はできたかな、と思います」。110球を費やし6回限りでの降板は課題としたが、2連勝で2勝目を手にした。

【写真】柳田と石川、また「モノノフ」コンビでお立ち台

 立ち上がりから飛ばした。初回先頭。昨季まで2年連続トリプルスリーの山田を149キロの内角直球で見逃し三振に仕留め、奪三振ショーは幕開け。柳田の特大の先制3ランが飛び出した直後の4回は3者連続K。3回2死のバレンティンから4者連続三振を奪った。

 最速151キロの直球と大きく変化する縦のスライダーで封じ込めた。6回まで毎回の12奪三振。プロ初先発初勝利だった前回5月31日の中日戦では6回2失点。「今回は余裕があった。前回はギアを上げられなかったけど、先発として対応できたのかな」。手応えは格別なものだった。

 “格差対決”でもあった。37歳の左腕石川は年俸1億8000万円(推定)。昨季途中に育成から支配下入りした右腕の年俸は500万円(同)。36倍差に勝った格好だが、謙虚さを忘れない。「要所で低めに丁寧に投げていた。球界で長くやるための技だと思うので身に付けたい」。12歳上の大先輩の投球術を吸収するつもりだ。

 「体の張りがすごかった」という前回は登板3日前に先発を告げられたが、今回は中6日の調整期間があった。ケアを多くし、筋トレの重量を減らし、体を軽くして臨んだ。励みにしたのは、プロ初勝利後に届いた創価大の1学年先輩、ヤクルト小川からの祝福メール。「おめでとう。えげつない球、放ってるな」「やっとスタートラインに立てました」と返した。

 25歳の石川と3日のDeNA戦でプロ初勝利を挙げた21歳松本裕の台頭に工藤監督も「盆と正月がいっぺんに来た感じ。何ならクリスマスと俺の誕生日もつけようか」とご機嫌だ。和田と武田が不在の現状で、石川のローテ定着は間近だ。若き力が、工藤ホークスの推進力になっている。

西日本スポーツ

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