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マクラーレン「バンドーンはジュニア時代のドライビングスタイルにとらわれている」

6/8(木) 12:12配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、ストフェル・バンドーンはジュニア時代のドライビングとらわれており、F1でやっていくためにはそこから脱却する必要があると語った。

【写真】昨シーズン、スーパーフォーミュラでも優勝を果たしたバンドーン(右から2番目)

 ジェンソン・バトンに代わり今年からF1にフル参戦しているバンドーンだが、チームメイトのフェルナンド・アロンソに対してここまで苦戦しており、開幕5レースでは予選Q1を突破できなかった。

 F1参戦以前には、彼はF4、フォーミュラ・ルノー2.0、GP2(現在のF2)でタイトルを獲得し、フォーミュラ・ルノー3.5やスーパーフォーミュラにも参戦していた。

 F1とは異なり、これらの各カテゴリーではワンメイクのシャシーを利用している。厳密にひとつのドライビングスタイルを貫くことで、バンドーンがこれまでうまくやってこれたのであり、またそのせいで、F1では苦戦しているのだとマクラーレンは考えている。

「これらの(ジュニア)カテゴリーでは、全員が同じマシンをドライブしていた。こういったマシンをドライブするために確立してきたドライビングスタイルがあるのだろう」とマクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは説明した。

「F1はそれとは違う。毎週新しいフロントウイングやボディ、リヤウイング、フロアなどを持ち込む。それゆえマシンバランスは非常に異なる」

「若い頃にひとつの方法だけでマシンをドライブしていたかもしれないが、F1ではもっと融通を利かせなければいけない。これは経験によってわかるものだ」

「彼は学習している。チームは彼の自然なドライビングスタイルに合わせるためにシャシーやセットアップに関して取り組まなければいけない。全ドライバーがそういったスタイルを持っている。同時に彼はそこから抜け出して、これまでとは違ったドライビンングをしなければいけない」

 モナコGPを前に、マクラーレンはイギリスのウォーキングにある本拠地にバンドーンを呼び出し、彼の要求をきちんと伝えさせるためにも、エンジニアグループと話し合いを行った。そしてバンドーンは、そこから改善を見せた。

 モナコGPでは、バンドーンは今シーズン初のQ3進出を果たした(ただしQ2でクラッシュを喫したため、Q3でのアタックは行えなかった)。またレースでは、セーフティカー後の再スタートでセルジオ・ペレス(フォースインディア)とクラッシュするまでは、マクラーレンに今シーズン初となるポイントをもたらすのではないかと思われた。

 そのバンドーンは、以下のように話した。

「エンジニアたちとの関係を改善するために、ここ数週間はチームと懸命に作業を行ってきたし、マシンから僕の望んでいるものを引き出すことができた。良い方向へステップを踏むことができた」

「(モナコGPの)予選結果は、クラッシュを除けばとても自信になった。でも僕たちが5番手や6番手、7番手だったのに、その後トラックにいないことがある。それでも、またQ3に進出できるポテンシャルは絶対にある」

「継続的な開発が必要だ。僕はまだF1で新人だし、エンジニアたちとの関係を築いているところだ。速く走るためには何が必要なのかということを理解しようとしている。でも正しい方向へ向かっている」

Ben Anderson