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慰安婦合意「拘束力ない」韓国外相候補、「少女像」バッジ着け聴聞会に出席、再検証の方針

6/8(木) 11:25配信

西日本新聞

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が外相候補に指名した康京和(カンギョンファ)・前国連事務総長特別顧問に対する国会の人事聴聞会が7日開かれた。康氏は旧日本軍による従軍慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意で「最終的かつ不可逆的に解決する」とした内容について「軍事的な合意のようだ」と批判し、被害者への人権上の配慮が足りないとの考えを示した。

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 康氏は合意について「国連で人権を担当した立場として、疑わしい部分がとても多かった」「(日本の)法的責任と賠償が不明確で、不十分だ」などと指摘。外相間の合意に「法的拘束力はない」として、合意の経緯を再検証する方針を明らかにした。一方で「合意を守るべきだというのが国際社会の慣行だ」とも述べ、「被害者の心に響くような日本の誠意ある措置が必要で、その方向で積極的に努力する」と、合意内容を補足するよう改めて日本側と交渉する考えを示した。

「偽装転入」が発覚し、野党が批判

 慰安婦問題を象徴する「少女像」のバッジを着けて聴聞会に出席した康氏は「外相になれば、被害者が大統領と面会する機会も設けたい」と訴えた。康氏を巡っては、娘が高校入学時に、実際の居住地とは異なる場所に住所を移す「偽装転入」が発覚し、野党が批判している。

=2017/06/08付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:6/8(木) 14:49
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