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痴漢やテロ対策に。山手線に来年春から防犯カメラ設置

6/8(木) 16:24配信

ホウドウキョク

各車両にカメラ4台ずつ設置

JR東日本は、電車内での痴漢など犯罪行為やテロ対策のため、2018年春から山手線の新型車両に、防犯カメラを設置すると発表した。

鉄道各社の「痴漢・防犯対策」の図を見る

カメラは、各車両に4台ずつ設置され、作動中であることを示すステッカーが貼られる。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、山手線の新型車両全てに防犯カメラを設置するとしている。

痴漢を指摘された男性が線路に飛び降りる問題が相次ぐ中、痴漢などの犯罪行為やテロ対策に役立たせる狙いがある。
また、痴漢冤罪の防止にも役立つと期待される。

荷物が当たっただけなのに…

実際、今月3日午前0時すぎ、東京・江戸川区のJR総武線・平井駅で、女性による痴漢の勘違いがあった。
中国人女性4人組の1人が、痴漢被害を訴え、ホームの非常停止ボタンを押したため、通報を受けた警視庁の警察官数人が現場に駆けつける騒ぎがあった。

しかし、男性は、その後、目撃者の証言から、痴漢をしていないことが証明された。
警視庁によると、中国人女性と男性は、警察署で事情を聴かれたが、別の乗客の証言で、「荷物が当たっただけ」であることがわかり、痴漢行為はなかったことが判明。
男性は解放され、中国人女性も納得して帰ったという。

中国人女性の勘違いから起きたこの騒動により、終電で帰宅を急ぐ乗客たちの怒号が飛び交うなど、現場は大混乱となった。

防犯カメラの設置は、JR東日本のほかにも、東京メトロ、都営地下鉄、京王電鉄もそれぞれ対応に動いている。

痴漢予防、痴漢冤罪の防止にも役立つ

鉄道会社のこの対策について、津田塾大学教授の萱野稔人氏は、「対応は、遅すぎたぐらいだと思う。プライバシー保護の問題が出されているが、もともと誰もが見ている空間ですから、カメラで撮られていたとしても、むしろ痴漢予防だとか犯罪防止の効果の方が高いと思う。痴漢があった時の証拠にもなる。また痴漢冤罪の防止にも役立つと思う」と話す。

さらに、「男性専用車両ということも言われているが、それも検討しても良いと思う」と指摘する。

最終更新:6/8(木) 16:34
ホウドウキョク