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痴漢防げ!薄着の季節到来 千葉県警と鉄道会社が防犯キャンペーン

6/8(木) 11:23配信

千葉日報オンライン

 「痴漢に気付いたら知らせて」-。軽装になる夏本番を控え、千葉県警とJRなど鉄道会社が「痴漢撲滅キャンペーン」(~16日)を実施している。期間中は取り締まりを強化するとともに、駅でのイベントやオリジナルポスターによる啓発活動を通して痴漢の被害者だけでなく、周囲の乗客にも防犯を呼び掛ける。また、痴漢を疑われ線路に飛び降りて逃走する事件が相次いでおり、JRは「非常に危険で命を落としかねない。絶対にやめてほしい」と警鐘を鳴らす。

 県警とJRのキャンペーンは、薄着になるこれからの季節に被害が多発する傾向があることから、毎年実施している。

 県警生活安全総務課によると、痴漢や盗撮など、昨年の県迷惑防止条例違反の摘発件数は295件で、今年1~4月末は93件(前年同期比3件増)とほぼ横ばい。混雑した電車内での犯行が依然多く、スマートフォンのカメラや鞄に仕掛けた小型ビデオカメラを使った盗撮など手口の巧妙化が顕著という。

◆線路逃走にも警鐘 JR

 JRなど鉄道各社は、オリジナルポスターを作製。痴漢に気付いた男性が被害女性に声を掛け、女性が「痴漢です!」と助けを求めるストーリー。「周囲の乗客が痴漢に気付き、声を掛けることが被害者を救うきっかけになる」(JR東日本)というメッセージが込められている。約2200枚を関東エリアの鉄道各社の駅などに掲示。車内や駅構内での放送による呼び掛けなども行う。

 また、首都圏では今年3月以降、痴漢を疑われた男性が線路に飛び降りて逃走する事件が多発。4月13日にはJR千葉支社管内の総武線両国駅でも発生し、電車に遅延が生じた。同支社は「線路内に立ち入る行為は一歩間違えたら人身事故につながる危険な行為。絶対にやめて」と警告する。

◆高校生が啓発参加 県警

 千葉市内各署は、市内JR駅で啓発活動を展開。

 千葉中央署(野村寛署長)はJR千葉駅で署員、駅員ら約20人が、「階段・エスカレーターでは周囲の警戒をしましょう。女性が多い車両・場所に乗りましょう」などと記されたチラシ約500枚を配った。電車通学している高校3年の深沢璃子さん(17)は「座席に座ったり、リュックを下げるようにして気を付けていきたい」と話した。

 千葉西署(永沢正明署長)のJR稲毛駅でのキャンペーンでは県立千葉女子高校の生徒ら計約30人が参加し、啓発チラシや防犯ブザーを駅利用者に配布したほか、駅構内の防犯アナウンスも行った。同校3年で生徒会長の天川谷友紀菜さん(17)は「女性の立場から防犯を呼び掛けて、痴漢被害を減らしたい」と意気込んだ。

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