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【MLB】「通訳はマウンドに上がるな」―田中将大に“指摘”の米解説者が批判受け謝罪

6/8(木) 9:02配信

Full-Count

「野球言語を覚えろ!」で波紋、一夜明けてツイッターで「心から謝罪します」

 ヤンキースの田中将大投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのレッドソックス戦に先発したが、5回を3被弾を含む5安打2奪三振1四球5失点(自責5)と乱調に終わり、今季6敗目(5勝)を喫した。5回を投げ終え、わずか62球(44ストライク)で降板。試合は4-5で敗れた。

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 泥沼の5連敗となった田中。4回の連続被弾直後には、ラリー・ロスチャイルド投手コーチがマウンドへ向かったが、この際に通訳を帯同していたことから、宿敵レッドソックスのOBが「違反にすべき」とまさかの主張。「野球言語を覚えろ!」と苦言を呈して波紋を呼び、その後、本人やテレビ局が謝罪をするという事態となった。

 炎上続きでニューヨークメディアから厳しい批判を受けている田中に対して、ヤンキースの宿敵レッドソックスのOBから不可解な意見が飛んだ。この試合の4回。田中は先頭ボガーツを四球で歩かせると、続くモアランドは右翼へ特大2ラン。さらにラミレスには左中間へのソロを浴び、2者連続弾で畳みかけられた。

 ここでマウンドの田中の元にロスチャイルド投手コーチが歩み寄る。すると、ボストンでテレビ中継しているテレビ局「NESN」の解説者で、レッドソックスの球団殿堂入りを果たしている元内野手のジェリー・レミー氏はこう語った。

「(ロスチャイルドに同伴したのは)トレーナーかと思いました。田中が通訳をつけていることを失念していました。私はこれ(通訳のマウンド帯同)を禁止すべきだと思います」

中継局も謝罪、田中も米メディアの取材受ける事態に

 これを受け、実況が「本気ですか?」と驚きとともにレミー氏に聞き返す。レッドソックスは日本人投手との縁が深く、野茂英雄氏、現カブスの上原浩治投手、現マーリンズの田澤純一投手、現ソフトバンクの松坂大輔投手、斎藤隆氏、岡島秀樹氏が過去に在籍。レッドソックスでも、投手コーチや監督が通訳を伴ってマウンドに向かい、会話するシーンは見慣れた光景だったはずだからだ。

 しかし、レミー氏はここで「本当にそう思うよ」と即答。実況が「どの辺りが気に入らないのでしょう?」と質問すると、「うーん、野球言語を覚えろ! すごくシンプルな話だ。長い時間経っているのだから、投手コーチと投手の会話はすごく簡単に理解できるだろう」と話していた。

 実況は会話の細かいニュアンスで誤解を招かないような配慮とフォローしていたが、このレミー氏の発言を米誌「スポーツ・イラストレイテッド」など米メディアが取り上げ、ファンから「人種差別だ」などと批判が集まる事態となった。

 すると、レミー氏は一夜明けた現地時間7日(同8日)に自身のツイッターで「昨夜のテレビ放送での私の言葉で不快となった方々に心から謝罪します」と謝罪。ニューヨークの地元紙「デイリー・ニューズ」は、試合を中継した「NESN」も「火曜夜のニューヨークからの中継に関連して、NESNはジェリー・レミーが表現したいかなる見解にも賛同しておらず、またジェリーと話し、彼が後悔していることを理解しました。我々はジェリーの言葉で不快となった方々に心から謝罪いたします」と謝罪したことを伝えている。

 同紙によると、田中自身は米メディアの取材に対して、今回の騒動について「コメントしづらい」としつつも、通訳なしでは微妙な意味づけが失われる可能性があることや、MLBのルールでは通訳のマウンドへの帯同が認められていることに言及したという。また、CBSスポーツは、レッドソックスのスポークスマンがレミー氏の発言に同意できないと声明を出したことを報じている。球団側も火消しに追われる大騒動となった。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/8(木) 10:35
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