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産廃場火災、体調不良延べ268人 妊婦や高齢者からも相談  福岡県嘉麻市

6/8(木) 15:01配信

西日本新聞

 福岡県嘉麻市大隈の産業廃棄物処理業「エコテック」の中間処理場の火災発生から7日で丸10日。市によると、火災の影響による体調不良者は前日までに延べ268人に上り、相談窓口には100件近い相談が寄せられている。多くは喉の痛みだが、中には妊婦や高齢者からの相談もあり、市は外出時のマスク着用や相談窓口の利用を呼び掛けている。

⇒【画像】白煙が立ち込める産業廃棄物中間処理場の火災現場

 体調不良者は、火災が発生した5月28日から6月6日午前11時までに市が把握。喉の痛みのほか、目の痛みやせきやたんが出るといった症状がみられるという。市教育委員会は市内の小中学校13校と嘉穂総合高大隈城山校で調査、197人が症状を訴えた。

 2日には、火災現場近くに住む65歳以上のみの99世帯、131人を対象に戸別訪問を実施。面会した82人中24人に喉の痛みなどの症状があったという。留守宅には窓を閉め切って熱中症にならないよう呼び掛ける用紙などを配布した。

 妊婦95人には6日、電話で調査し62人中3人が片頭痛や気管支炎、ぜんそくの症状が出ていることが分かった。市は、大気調査の結果、基準値を上回る有害物質はなかったことや、消火剤は環境に配慮したものを使用し人体や河川に影響がないことなどをホームページで知らせている。

 赤間幸弘市長は「消防関係者などと協議を重ねながら一刻も早く終息を迎えられるよう尽力し、市民が安心して暮らせる環境に戻したい」と話した。

 健康相談窓口は、山田庁舎と県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所(飯塚市新立岩)に開設。午前8時半から午後5時まで。10、11日も開く。

=2017/06/08付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:6/8(木) 15:01
西日本新聞