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路上生活の末にシンナー中毒に…ケニアの子どもたちの“保護者“になった日本人女性

6/8(木) 19:00配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 東アフリカに位置する共和制国家・ケニア。路上で生活している子どもたちは数万人を超え、その95%以上がシンナー中毒者だと言われている。多くの子どもたちは食べ物よりも安く済むシンナーに手を出し、飢えを紛らわせようとするのだ。

 日本の小・中学生と同じ年齢くらいの子どもたちは、スワヒリ語で「拾う」を意味する「チョコラ」と呼ばれている。「チョコラ」たちは資源ゴミを拾い、回収業者に売ることで生計を立てている。しかし、その僅かな収入では空腹を満たすこともできない。そこで空腹を満たすために、シンナーに手を出してしまうのだという。

 そんなケニアで、子どもたちを救おうと奮闘する1人の日本人女性がいる。松下照美さん(72)だ。ケニアの子どもたちの実情と松下さんの活動を追いかけたドキュメンタリー映画『チョコラ!』には、ストリートでもたくましく生きる子どもたちの姿が描かれている。

 「シンナー返してよ」と泣き喚く子ども。「あなたはどうしたいの」と聞かれると「まだパンもらってない」と涙を流す。
 わずかな金を大事そうに守る路上の子供たち。映画ではそんな厳しい現状が描かれている。

 「夫を亡くし愛する者を失った私の中に、愛される事を求めている子どもたちが、本当にジグソーパズルが合うような感じでスポッと入ってきたんですね。だから支援に行くというより出会っちゃったみたいな」。松下さんは、子どもたちと接したときに芽生えた感情をそう表現する。

 「エイズで両親を失った子もいます。また、シングルマザーの方がすごくスラムには多いんですね。例えば5人兄弟で全員お父さんが違うというのも結構あるケース。そうなると1人では育てきれないし、お金を得るために娼婦になる。お客さんが来ている時は、子どもたちは外に出される。ある程度大きくなると、子どもは自活せざるを得ないような状況に置かれますね。ケニアでは大学卒業でも3割しか就職できない状況。加えて政治の腐敗もあります」。

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最終更新:6/8(木) 20:57
AbemaTIMES

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